【美容師向け】コレストンで叶えるホワイトピンクベージュの作り方|レシピと施術のコツを徹底解説

透け感と血色感を兼ね備えた上品カラー「ホワイトピンクベージュ」は、トレンドのブリーチカラーの中でも高い人気を誇ります。

本記事では、Wellaのコレストンパーフェクト+を使用した具体的な配合レシピや、塗布順、色持ちのためのアフターケアまで、美容師の方がサロンワークですぐに活かせる情報を丁寧にまとめています。
ホワイトピンクベージュの再現度を高めたい方、オーダーに自信を持って応えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

ベースの髪色条件

出典:ウエラ公式サイト

ホワイトピンクベージュに仕上げるには、最低でも18レベル相当の超ハイトーンなブリーチ毛がベースになります。

ベースが明るければ明るいほど透明感が増し、白っぽいピンクベージュが表現しやすくなります。
理想は2回以上のブリーチで、黄色味が極力少ないペールイエローの土台を作ることです。
また、ブリーチ履歴にムラがある場合は事前にトーンを整えておくと、発色にムラが出ず綺麗に染まります。

おすすめの配合レシピ

Wellaコレストンパーフェクト+を使用した配合例を紹介します。
例えば「12/96:12/66:クリア」を2:1:3の割合で混ぜるレシピは、ホワイトピンクベージュを作る定番です。
この配合では、12/96の柔らかなヴァイオレット系で黄ばみを抑え、12/66のピンク味を加えたヴァイオレットで血色感をプラスします。

クリア(無色)のトナー剤を多めに混ぜることで色味を薄め、白みがかった淡いピンクベージュに仕上げます。
混合したカラー剤は3%(10vol)のオキシ(過酸化水素)と1:1で調合し、ブリーチ後の髪に塗布します。

塗布の順序と施術ポイント

ホワイトピンクベージュのオンカラーは、ブリーチ後にシャンプーしてしっかりタオルドライした髪に行います。
薬剤はムラなく素早く塗布することが重要です。
おすすめの順番は、中間〜毛先から塗り始め、最後に根元を塗布する方法です。

頭皮の体温で根元は発色しやすいため、時間差をつけることで全体を均一な色味に仕上げます。
放置時間の目安は約10〜15分です。
ベースがハイトーンの場合は発色が早いので、10分程度で一度色味をチェックしましょう。
過度に放置するとピンク味が出過ぎる恐れがあるため、狙いの色味になったらすぐに流します。
仕上げにぬるま湯でよくすすぎ、弱酸性のトリートメントで髪を整えると色持ちが向上します。

色落ち後の特徴と色持ちアドバイス

ホワイトピンクベージュはパステル系の淡いカラーのため、比較的色落ちが早い傾向にあります。
染めた直後はほんのりピンクがかったベージュですが、シャンプーを重ねるうちにピンクの色素が徐々に抜け、数週間でよりソフトなホワイトベージュ〜クリームブロンド系の色味になります。
色落ち後も極端な黄ばみは出にくい設計ですが、透明感を長持ちさせるにはアフターケアが欠かせません。

色持ちを良くするには紫外線や熱ダメージを避け、カラー専用のシャンプー&トリートメントを使用しましょう。
特にピンク系のカラーシャンプーを週1〜2回取り入れると、退色したピンク味を補い色味を長持ちさせるのに効果的です。
退色が気になってきたら、サロンでのカラートリートメントや再度トナーをオンすることで、ホワイトピンクベージュの美しさを持続できます。

まとめ|ホワイトピンクベージュを成功させる3つのポイント

出典:ウエラ公式サイト
  • ベースは18レベル以上の均一なブリーチ毛が理想
  • 12/96・12/66・クリアを活用し、2:1:3で調合する配合が安定
  • 塗布の順序・放置時間・アフターケアが色持ちを左右する

ホワイトピンクベージュは、一見シンプルでも、ベースの明るさ・色素配合・塗布技術など複数の要素が絶妙に噛み合うことで完成度が決まる繊細なカラーです。
ご紹介したレシピを軸に、お客様の髪の状態や希望に応じて微調整を加えることで、満足度の高い仕上がりを実現できます。

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