オルディーブ ルドレス徹底解説 – 美容師が知っておきたい特徴と使い方

ミルボンの酸性カラーライン「オルディーブ ルドレス」は、髪へのダメージを最小限に抑えながら、白髪を美しく彩ることができるプロフェッショナル向けヘアマニキュアです。

本記事では、オルディーブ ルドレスのカラーチャートや使い方、放置時間のポイントに加え、実際の使用者による口コミ、従来のマニキュアとの違いまで、美容師の方々に役立つ情報を網羅的に解説します。

白髪カバーからファッションカラーまで幅広く対応するルドレスの魅力を、サロン施術に活かせるよう詳しくご紹介します。

オルディーブ ルドレスのカラーチャートと人気色

出典:カラデジ

ミルボンのオルディーブ ルドレスは、酸性ヘアカラー(ヘアマニキュア)で全37色もの豊富なカラーバリエーションがあり、4つのカラーラインに分類されています​。
ブラウンライン(8色)は白髪を自然にカバーする落ち着いた茶系、ペールライン(4色)は柔らかなパステル調、モノトーンライン(3色)はブラック・プラチナグレイ・クリアで彩度調整用、ビビッドライン(8色)はブルーやレッドなど鮮やかな発色が特徴です。

定番人気色として、ブラウン系ではチェスナットブラウンやグレージュブラウンなどが挙げられ、寒色系ではプラチナグレイが支持されています​。
また、無色のクリアは単品でツヤ出しトリートメントのように使ったり他の色に混ぜて彩度・明度を調整したりと活用範囲が広く人気です。

オルディーブ ルドレスの使用方法と放置時間

  1. 事前準備:カラー剤が髪に均一に乗るよう、施術前に軽くシャンプーして製油分を落としタオルドライします(乾いた髪にも塗布可能ですが、水分があった方が伸びが良いです)。
  2. 保護措置:カラークロスを着用し、額や生え際・耳周りにプロテクトクリームを塗って皮膚を保護します​。
    使い捨て手袋を着用し、衣服や肌に薬剤が付かないよう準備します。
  3. 塗布方法:オルディーブ ルドレスをハケで髪全体にムラなく塗布します。
    頭皮に付かないように1mm程度離して塗布するのが理想です。
    頭皮に薬剤が付着すると色素が落ちにくいため、セルフで行う際は特に注意しましょう。
  4. 放置時間:塗布後は髪をラップで包み、加温機があれば約10分加温+5分自然放置します​。
    加温なしの場合でも15〜30分程度放置すればしっかり染まります。
    サロンでは乾いた髪に塗布後、15分加温+15分自然放置するケースが報告されています。
    自宅で行う場合、放置時間をやや長めの30〜60分程度に設定し様子を見るユーザーもいます​。
    酸性カラーなので放置しすぎによるダメージの心配はありませんが、長時間置くほど色付きが濃くなりやすい傾向があります。
  5. 仕上げ:放置後はぬるま湯で十分にすすぎます。
    他のヘアマニキュアに比べ色落ちが少ない処方のため、流す際に浴室が染まってしまう心配も少なく安心です。
    シャンプーも可能ですが、泡にうっすら色が付く程度で手や地肌が真っ黒になることはありません​。
    万一肌に色が付いてしまった場合は、ヘアマニキュア専用リムーバーで早めに拭き取ってください​。

オルディーブ ルドレスの口コミ・評判

白髪への効果

白髪染め目的で使用しているユーザーからは、「白髪がしっかり染まって自然な仕上がりで赤みも出ない」と高評価です。
美容院で染めてもらった後の伸びてきた根元の白髪隠しに重宝しているとの声も多く、白髪を目立たなくぼかす用途で支持されています​。

発色と色持ち

「市販のカラートリートメントより染まりが良く、次第に色落ちしても嫌なオレンジ味が出にくい」といった意見があります​。
色持ちについては「仕上がりから約1ヶ月は持続し、根元が気になったらリタッチする程度」との口コミがあり、ヘアマニキュアとして標準的な持ちの良さです。

仕上がりの質感

「染めた後の髪がキシキシしない」「使うほど髪にツヤが出て指通りが良くなる」と、トリートメント効果を実感する声が目立ちます。
実際、「カラーの合間にルドレスを使い続けたら傷んだ髪が少しずつ元気になってきた」という報告もあります。
髪がパサつかず上品なツヤ感が得られる点は美容師・顧客ともに好評です。

使用感

アルカリ剤特有のツンとした臭いがほとんどないため、施術中も快適だと感じるユーザーが多いです。
また、「浴室が他社マニキュアのように血しぶきだらけにならず、手や爪も汚れにくい」と、後片付けのしやすさも評価されています。
一方で「地肌に付くと本当に落ちないので要注意」との指摘もあり​、頭皮保護の大切さが伺えます。

総合評価

総じて口コミ評価は高く、「他社のヘアマニキュアから乗り換えて断然ミルボンの方が良い」とリピーターになる美容師・ユーザーも多い印象です。
色展開の豊富さや仕上がりの上質さが支持されており、「もうドラッグストアのマニキュアには戻れない」という声もあるほどです。
特にブルーやピンクなどビビッドラインの発色も「ブリーチ毛に綺麗に発色して満足」と評判で​、白髪染め目的以外のファッションカラーとしても評価されています。

ミルボン製品の特徴と従来マニキュアとの違い

オルディーブ ルドレスはミルボンならではの先端技術で、従来のヘアマニキュアに比べ仕上がりとケア効果の両面で優れています。

ミルボン独自の毛髪補修成分を配合

ミルボン独自の毛髪補修成分CMADKを配合している点が特徴です。
CMADK(カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン)は羊毛由来のケラチンで髪内部に浸透・吸着し、髪の密度と強度を高める成分です。
染めるたび髪にハリコシが生まれ、ボリューム感のある健やかな質感へ導いてくれます​。

保湿力の高いハチミツとボタニカルオイルを配合

保湿力の高いハチミツと2種類のボタニカルオイル(アプリコットオイル&メドウフォームオイル)を配合しています。
これら植物由来成分が髪に潤いと滑らかさを与え、染め上がりのツヤ感が従来比120%アップするとされています​。
カラー後とは思えないしっとりした手触りと艶やかな仕上がりが得られるのはこのためです。

高密着ホールディング処方

最大の違いが、新開発の高密着ホールディング処方です。
従来のヘアマニキュアでは髪表面に薬剤が弾かれて染まりづらいことがありましたが、ルドレスではマスカラの技術ヒントを応用した成分PVP(ポリビニルピロリドン)を新たに採用​。
この処方により染料の付着力が飛躍的に向上し、太くて硬い白髪や加齢でキューティクルが整いにくい毛髪もしっかり捉えて離さず色素を定着させます。
その結果、ムラなく鮮やかに発色し、色落ちもしにくくなっています。

まとめ

ミルボン オルディーブ ルドレスは髪を傷めずに美しく染めることを追求したプロ仕様のヘアマニキュアです。
アルカリや過酸化剤を使わない酸性カラーなので髪への負担が少なく、白髪染めを続ける大人世代の髪にも最適です。
従来品との差別化を図るこれら独自の技術により、「白髪をしっかり染めたいけどダメージは避けたい」というニーズに応えた画期的なカラー剤といえるでしょう​。

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