ルベル「edol qon (エドルクオン)」は、8色相・全61色もの豊富なラインナップを誇るグレイ(白髪)対応ヘアカラーです。
従来の白髪染めとは一線を画し、赤み・濁りを抑えた透明感のある発色が特徴で、黒髪と白髪の双方にクリアな色味を与えます。
エドルクオンでは、ベースカラー(自然な質感重視)37色とシェードカラー(色味重視)24色に分類され、低~高明度まで揃ったカラー展開でファッションカラーのような明るい13トーンの仕上がりも可能です。
寒色系から暖色系まで幅広い色味があり、白髪をしっかりカバーしつつ髪にツヤと彩りを与える「オトナ透明感カラー」としてサロン現場でも人気を集めています。
寒色系カラーの色味構成とトーン特徴

- アッシュ (A):青みがかった寒色で、白髪の黄ばみや髪の赤みを抑えてクリアな発色を実現します。
従来品よりもしっかりと“アッシュ”らしい仕上がりになり、白髪への染まりも良好です。
くすみの少ない涼しげな透明感カラーとして人気。 - マット (M):緑みの強い高彩度マット系カラーで、頑固な赤みを徹底的に消し去ります。
濁りの無いすっきりとした発色で暗さやくすみが出ない健康的な印象に仕上がり、髪に柔らかさと透明感を与えます。 - モノトーン (MT):無彩色の灰色系カラーで、どなたにも似合う万能クールトーン。
白髪のギラつきを抑えつつ黒髪となじませる効果が高く、濁りの少ない澄んだグレーが上品なツヤを表現します。
他の色に混ぜればスモーキーなニュアンスを加えることも可能です。 - バイオレット (V):紫みのある寒色で、補色効果により黄みを抑えてくれます。
白髪の黄ばみ消しやツヤ出しに有効で、落ち着きと華やかさを両立するカラーです。 - グレージュ (Gr):グレーとベージュを掛け合わせたくすみ系カラーで、柔らかなスモーキー感が特徴です。
若い世代にも人気のトレンドカラーで、白髪を隠しすぎず馴染ませることで、抜け感のあるおしゃれな仕上がりになります。
暖色系カラーの色味構成とトーン特徴
- ブラウン系 (B):自然なナチュラルブラウンのグレイカラー。
白髪を違和感なくカバーできる定番色で、暗すぎない上品な発色が持ち味です。 - ウォームブラウン (WB):2024年追加の新ブラウン系カラー。
ほんのり赤みを忍ばせた上品な暖色ブラウンで、白髪を自然にカバーしながらコクのある艶感を与えてくれます。 - ベージュ系 (Be):黄味寄りのソフトな暖色カラーで、柔らかな質感と明るさを両立します。
白髪をふんわりとカバーして重さを感じさせない仕上がりになるのが特徴です。 - ピンク/レッド系 (P/R):赤みのある華やかな暖色カラー。
白髪染めでも発色の良いピンクやレッド系を楽しめ、髪に柔らかなツヤと女性らしい華やかさをプラスします。
話題の新色4種の特徴と活用ポイント
- ウォームブラウン (WB):上品な赤みを含んだ暖かいブラウン。
白髪を自然にカバーしつつ深みのある艶を表現できるため、大人女性の髪に柔らかな印象とリッチな質感を与えます。 - ピンクベージュ (PBe):肌なじみ抜群の優しいピンク系ベージュ。
柔らかな透明感があり、白髪をふんわりとカバーして“オトナ可愛い”印象を演出します。 - モノトーン (MT):無彩色グレーの新提案カラー。
寒色ながら肌馴染みが良く、単色でも白髪と黒髪を均一にぼかしてシアーな艶を表現できます。 - マット (M):高彩度のグリーン系マットカラー。
赤みをしっかり抑えて暗さやくすみのないクリアな色調を実現し、白髪染め特有の沈んだ感じを払拭します。
美容師が知っておきたいエドルクオン活用ポイント(褪色・ブリーチ・トレンド)

褪色も美しく
エドルクオンは染料設計上ブラウンの濁り成分が少ないため、染めた直後だけでなく色落ち過程も赤みが出にくく自然です。
繰り返しカラーしても残留ティントが蓄積しにくく、毛先まで透明感が持続します。
ブリーチ有無での使い分け
エドルクオン自体に日本人特有の赤メラニンを漂白する効果があるため、単品でも黒髪をある程度明るくしながら白髪を染められます。
高明度なカラー(~13トーン)も単プロセスで可能ですが、既染部の残留色素がある場合やより透明感を出したい場合は、専用の低アルカリ1%オキシ(AC1%)を使用することで余分なティントを穏やかに除去できます。
最新トレンドとの相性
昨今は「白髪を隠さずになじませる」明るいグレイカラーが主流になっており、実際ホットペッパービューティの検索でも「白髪ぼかし」が上位に入るほど注目されています。
エドルクオンは白髪染めに見えない透明感と明るさを両立できるため、この白髪ぼかしハイライトや明るい白髪染めのトレンドに最適です。
まとめ

エドルクオンの登場により、白髪世代のカラーリングは暗いだけのカバーから解放され、デザインの幅が格段に広がりました。
透明感あふれるカラーと確かな白髪カバー力を両立できるこのラインは、今後も多くの美容師にとって頼れる施術ツールとなるでしょう。
最新カラーチャートを活用して、お客様一人ひとりの髪に合わせた「オトナ透明感カラー」を提案してみてください。