イルミナカラーの中でも注目されている新色「アンバー」。
艶やかで上品なモーヴブラウンは、ブリーチの有無を問わず使いやすく、幅広い年代にマッチする万能カラーです。
この記事では、アンバーの特徴やトーンごとの違い、白髪対応力、褪色傾向まで、美容師目線で徹底的に解説します。
単なる色紹介ではなく、現場で活用できるようレシピ例やチャートも交えながら、他サイトにはない濃い内容をお届けします。
アンバーとは?基本の色味・特徴

Wella Professionalsのイルミナカラー新色「アンバー」は、琥珀の輝きをまとったモーヴブラウン。
暖かみと寒色の両方のニュアンスを持ち、光の角度で表情が変わるのが特徴です。
従来色より色素量が59%アップしており、透明感と深みを両立した新しいブラウンを表現します。
2022年発売で、6・8・10・12レベルのラインナップがあります。
アンバー8とアンバー10の違い
- アンバー8: 深みのあるミディアムブラウン。
単品でもしっかりトーンダウンでき、透明感を保ちつつ暗めにしたい場合に適しています。 - アンバー10: より明るいブラウンで透明感も十分。
トーンアップやハイライト後のオンカラーに使えば、明るい髪にもアンバー特有の艶と深みをプラスできます。
ブリーチあり・なしのレシピ例
- ブリーチなし: イルミナ「サンライト」でハイライトを入れ、全体にアンバー8を重ねるダブルイルミナカラー。
アンバーの深みでバレイヤージュが表現できます。 - ブリーチあり: 16Lvまでブリーチした髪にアンバー10 (3%)でワンメイク。
明るいベースでも透明感のあるウォームブラウンに染まり、褪色後も色持ちが続きます。
発色チャートと色落ちの傾向
- カラーチャート: アンバーは6・8・10・12の4明度展開です。
2022年の追加でブラウン系バリエーションが広がり、従来のサファリ・ヌードとは一味違う深みブラウンを提供。 - 色落ち: 黄み・オレンジみが出にくく、褪色過程でもアンバーの美しい色味が長持ちします。
退色しても透明感とツヤが残り、色持ちの良さが特徴です。
白髪への対応
- 白髪ぼかし: 茶色系の染料が多く含まれるため、7〜8トーンで染めれば白髪もしっかりカバーできます。
白髪が10〜20%ほどなら黒髪となじみ、細いハイライトを入れたような仕上がりになります。 - 配合テクニック: 白髪量が気になる場合は、イルミナのシャドウ(白髪対応色)を少量混ぜたり、アンバー6を他の色に1:1で配合してブラウンを補うとカバー力がアップします。
プロが教える使いこなしのコツ
- 施術のコツ: 発色を最大限にするため30分の放置時間を守りましょう。
- レシピ応用: 他色と混ぜて独自の色味を作れます(アンバー+トワイライトで明るいブラウン)。
- 提案ポイント: 肌色を選ばず似合いやすく、ツヤブラウンは大人世代にも上品な印象です。