アディクシーカラーは、ミルボンが提供する業務用ヘアカラー剤です。
日本人特有の赤みを抑え、透明感のある寒色系のカラーリングを可能にするのが特徴です。
ブラウン系の染料を含まない「ノンブラウン処方」により濁りのない発色を実現し、暗いトーンでも透明感が出るため、ブリーチなしでもクリアな色味を楽しめます。
また、発色スピードが速く、通常のカラー剤よりも短時間で施術が完了するのも魅力です。
アディクシーカラーのカラーチャート詳細
アディクシーカラーは豊富なカラーバリエーションを揃えています。
それぞれのラインごとの特徴を紹介します。
アディクシーの基本スペックと安全情報(クイックリファレンス)
- 剤型・色数:第1剤 80g、全82色。第2剤(オキシダン)1L(6%/4.5%/3%/AC2.5)。 ブリーチは High/Low/Tint Clear をラインアップ。〈医薬部外品・美容室専用品〉。
- 主要ライン構成:スタンダード/クリエイティブ/ディープ/ペール(代表色は以下参照)。公式カラーチャートの体系。
- 安全上の注意(抜粋):ヘアカラーでかぶれたことのある方には使用不可。毎回パッチテスト必須。 ブリーチは過硫酸塩配合のため既往歴がある方は使用不可。詳細は製品の「使用法・使用上の注意」欄を厳守。
メモ:AC2.5は「アルカリキャンセル2剤」。リフト(明度上げ)を抑えつつ発色の安定性を狙いたい 場面「トーンダウン、褪色黄ばみ抑制、コントラストデザインのオンカラー」で有効です。
スタンダードライン

- サファイア: 高彩度ブルーで赤みをしっかり消し、透明感のある寒色系に。
- コバルトブルー: 深みのあるネイビーアッシュでオレンジ味を抑える。
- エメラルド: 赤みを打ち消すカーキ系カラー。自然な寒色系に仕上げる。
- アメジスト: 黄ばみを抑えるバイオレットアッシュ。上品な発色。
- シルバー: 紫味を帯びたグレーカラー。透明感のある仕上がり。
- スモーキートパーズ: くすみ感のあるアッシュブラウン。暗髪でも柔らかく見える。
ペールライン

- ブリーチ毛向けの淡い色味。
- ペールシルバー、ペールブルー、ペールピンクなど、パステルカラーが充実。
ディープライン

- ディープブルー、ディープパープル、ディープシルバーの3色展開。
- 白髪にも対応し、濃密な色味を表現可能。
黒髪・白髪への対応

アディクシーカラーは、黒髪でも赤みを抑えた発色が可能です。
特にサファイアやエメラルドを使用することで、ブリーチなしでも透明感を実現できます。
白髪染めにはディープラインを活用することで、赤みや黄ばみを抑えつつ、自然なカラーを演出できますよ。
サロンワークでの活用法

ブリーチの有無での使い分けがポイントです。
ブリーチなしでも透け感のある仕上がりになりますが、ハイトーンではより鮮やかな発色が可能になります。
また、ペールラインを活用すると、よりパステルな表現ができます。
カラーミックスも効果的で、クリエイティブラインを使えば微調整が可能です。
既存のカラー剤との比較
イルミナカラーとの比較では、アディクシーカラーの方が赤みをしっかり抑え、色持ちが良いのが特徴です。
スロウカラーとは似た傾向がありますが、アディクシーの方が発色の濃さやミックスの自由度に優れます。
最新の新色情報

- ボルドールビー: 深みのあるレッドで、オレンジ味が出ない。
- スモーキーアンバー: 柔らかいピンクベージュで、肌映りが良い。
- パールライン: 「リーフパール」「ブルーパール」「ラベンダーパール」など、淡くクリアな発色を提供。
購入方法とサロンでの活用のヒント

アディクシーカラーは美容室専売のカラー剤です。
正規代理店やビューティガレージなどの業務用ルートから購入可能です。
お客様への提案時には、赤みを消す効果や色落ちの綺麗さを強調すると良いでしょう。
施術後にはカラーシャンプーの使用を推奨し、色持ちを向上させることをおすすめします。
まとめ
アディクシーカラーは、赤みを抑えた寒色系の透明感カラーを得意とし、豊富なカラーバリエーションを持っています。
ブリーチなしでも綺麗に発色し、サロンワークでの幅広い提案が可能です。
最新のカラーチャートを活用し、お客様に最適なアディクシーカラーを提案してみてください。