今回は、サロンで英語を使うために知っておきたいポイントをまとめました。
英語での接客会話、業界用語の英訳、カタカナ美容用語の意味や読み方、メニューの英語表記など、幅広く網羅しています。
英語が苦手な方もぜひ参考にしてみてください。
サロンでよく使う基本の英語フレーズ

まずは美容室の現場で頻出する接客英会話フレーズをシーン別に紹介します。
来店時の案内からカウンセリング、施術中の声かけ、仕上げまで、一連の流れでよく使う表現を押さえておきましょう。
定番のフレーズは丸暗記してしまえばスムーズに対応できます。
- いらっしゃいませ、◯◯へようこそ。 – Welcome to ◯◯.(ウェルカム トゥ ◯◯)
来店時の挨拶です。
「Thank you for coming.(ご来店ありがとうございます)」と続けても良いでしょう。 - ご予約されていますか? – Have you made a reservation?(ハブ ユー メイド ア リザベーション)
予約の有無を確認する定番表現です。
予約がある場合は名前を伺いましょう:「お名前をお伺いできますか? – May I have your name?」。 - 上着とバッグをお預かりします。 – I would like to take your jacket and bag.(アイ ウッド ライク トゥ テイク ユア ジャケット アンド バッグ)
コートや荷物を預かる際のひと言。
丁寧に申し出て、スマートに預かりましょう。 - こちらへどうぞ。 – This way, please.(ディス ウェイ プリーズ)
席へ案内する際のフレーズ。
「I will lead you to your seat.(座席までご案内します)」という表現も使われます。 - こちらにおかけください。 – Please have a seat here.(プリーズ ハブ ア シート)
席まで案内したら着席を促します。
「Have a seat」は「座ってください」という丁寧な表現です。 - 少々お待ちいただけますか? – Could you wait for a moment, please?(クッジュー ウェイト フォー ア モーメント プリーズ)
施術前に準備で待ってもらうときの表現です。
具体的な待ち時間(5 minutes など)を入れることもできます。 - こんにちは。本日担当させていただく〇〇です。 – Hi, I’m ○○ and I’ll be your hairstylist today.(ハイ、アイム〇〇 アンドアイル ビーユアヘアスタイリストトゥデイ)
初対面のお客様には笑顔で自己紹介しましょう。
担当は in charge などと言えますが、カジュアルには “I’ll be your stylist” が分かりやすいです。 - 本日はいかがいたしましょうか? – How would you like your hair done today?(ハウ ウッジュー ライク ユア ヘア ダン トゥデイ)
カウンセリングの切り出しに便利なフレーズです。
「今日はどんなご要望ですか?」にあたります。 - どのようなヘアスタイルにしたいですか? – How would you like your hairstyle?(ハウ ウッジュー ライク ユア ヘアスタイル)
希望の髪型・イメージを尋ねます。
ヘアカタログを見せたい場合は「Would you like to see a hairstyle catalog?(ヘアスタイルのカタログをご覧になりますか?)」と提案できます。 - どのくらい短く切りますか? – How short would you like to cut it?(ハウ ショート ウッジュー ライク トゥ カット)
希望のカット長さを尋ねる質問です。
長さは日本では「◯◯cm」で伝えますが、海外では通常インチ(inch)を使う点に注意しましょう(1インチ=約2.5cm)。
例えば「3センチくらい」は about 1 inch と伝えると◎。 - 前髪はどうしますか? – How would you like your bangs?(ハウ ウッジュー ライク ユア バングス)
前髪のカット方法を確認する定番フレーズです。
英語では前髪を bangs と言います(※イギリスでは fringe)。 - レイヤーは入れますか? – Would you like some layers?(ウッジュー ライク サム レイヤーズ)
段カット(レイヤー)の有無を尋ねます。日本語の「レイヤー」は和製英語なので、英語では「layers」を複数形で使うのが自然です。 - 髪をすきますか? – Would you like me to thin out your hair?(ウッジュー ライク トゥ シンアウト ユアヘア)
毛量調整(すく)を提案する表現です。
thin out は「量を減らす・すく」の意味です。 - 分け目はどちらにしますか? – Where do you part your hair?(ウェア ドゥ ユー パート ユア ヘア)
髪の分け目の位置を確認する際に使えます。
part は「分ける」の動詞で、名詞の parting で「分け目」という意味もあります。 - 顎を引いて/上げてもらえますか? – Could you pull your chin down/up?(クッジュー プル ユア チン ダウン/アップ)
カット中に頭の角度を調整してもらう依頼です。
同様に「頭を右に/左に傾けてもらえますか? – Could you tilt your head to the right/left?」など部位を変えて応用できます。 - シャンプー台にご案内します。 – I’ll lead you to the sink.(アイル リード ユー トゥ ザ シンク)
シャンプー設備へ誘導する際の一言です。
海外ではシャンプー台を sink や basin と表現します。 - お湯加減はいかがですか? – How is the water temperature?(ハウ イズ ザ ウォーター テンプラチュア)
シャンプー中にお湯の温度を確認するフレーズです。
熱ければ Too hot.、冷たければ Too cold. と返ってきます。
適温か尋ねることで細やかな気配りを演出できます。 - かゆいところはございませんか? – Is there any part that feels itchy?(イズゼア エニー パート ユー フィール イッチー)
シャンプー中によく使うフレーズ。
「痒いところはないですか?」と確認する日本特有の気遣いですが、英語でも直訳で概ね通じます。
itchy は「かゆい」の意味。 - トリートメント(コンディショナー)しますね。 – I’ll apply a conditioner now.(アイル アプライ ア コンディショナー ナウ)
トリートメントを髪に塗布する際に一声かける表現です。
apply は「塗布する」、conditioner は日本で言うリンス類の総称です。 - (ドライヤーで)乾かしますね。 – I’ll blow-dry your hair now.(アイル ブロードライ ユアヘア ナウ)
blow-dry は「ブローで乾かす」という意味の動詞として使えます。
海外ではカット料金にブローが含まれない場合もあるので、確認すると親切です。 - ワックス(スタイリング剤)をつけますね。 – I’ll put some hair wax (styling product) on your hair.
仕上げにスタイリング剤を使う際の説明です。
product はワックスやジェルなど整髪料全般を指す便利な言い方です。 - 仕上がりはいかがですか? – How do you like the result?(ハウ ドゥ ユー ライク ザ リザルト)
カットやカラーの仕上がり具合をお客様に尋ねる表現です。
満足しているか確認しましょう。 - 気に入っていただけると嬉しいです。 – I hope you like your new look.(アイ ホープ ユー ライク ユア ニュー ルック)
お客様の新しい髪型を褒めつつ、満足いただけたことを願う丁寧な一言です。 - 本日はご来店ありがとうございました。 – Thank you very much for coming today.
お見送りの挨拶です。
笑顔でハキハキと伝えましょう。
「またお待ちしております。(We hope to see you again.)」などと付け加えるとさらに丁寧です。
これら以外にも、会話を円滑にする表現はたくさんあります。
特にカウンセリング時は「Sure.(承知しました)」「No problem.(大丈夫です)」「Let me confirm…(確認させてください)」など、相槌や確認のフレーズも適宜使ってみましょう。
よく使う定番フレーズは決まっているので、最初は難しく考えず「美容室のあるあるトーク」の感覚で覚えてしまうのがおすすめです。
カタカナ美容用語の英語での意味と発音

サロンで飛び交うカタカナ美容用語の中には、もともと英語由来のものも多いですよね。
しかし、日本語発音のままでは英語圏では通じないものもあります。
ここでは「バング」「レイヤー」「ブリーチ」など、美容師なら知っておきたい業界用語の英語表現と発音のポイントを紹介します。
- バング(前髪) – bangs(バングス)
「バング」とは前髪を指す業界俗語ですが、英語では通常複数形の bangs と言います(例:cut my bangs で「前髪を切る」)。
イギリス英語では fringe(フリンジ)という別の単語を使う点も覚えておきましょう。 - レイヤー(段カット) – layered cut(レイヤードカット)
髪に段を入れることは英語で layered cut と表現します。
「レイヤー(layer)」自体は「層」という意味の名詞ですが、美容文脈では「layers(レイヤーズ)」と複数形で「段を入れた髪型」を指します。
例えば「レイヤーを入れる」は add some layers や layer my hair と言えば通じます。 - ブリーチ(脱色) – bleach(ブリーチ)
髪をブリーチすることは英語でも bleach(ブリーチ)と言います。
「脱色する」という動詞でもあり、名詞では脱色剤のことです。
なお「ダブルカラー」は bleach and tone や double process などと表現されます。 - ハイライト(部分的な明るいカラー) – highlights(ハイライツ)
髪の一部に明るい色を入れる「ハイライト」は英語でも highlights と言います(単数でも複数扱いすることが多い)。
全体染めは full color、部分的なメッシュは partial highlights と言ったりします。 - グラデーションカラー(毛先に向けて徐々に明るくするカラー) – ombre(オンブレ)
グラデーションカラーは英語圏で一般に ombre と呼ばれます。
毛先に行くほど明るくなるカラーリング手法です。
最近流行の自然なグラデーション技法「バレイヤージュ」は balayage(バレイヤージュ)と言い、ほうきで掃くように細かなハイライトを入れる方法を指します。 - パーマ(パーマネントウェーブ) – perm(パーム)
パーマは perm と略されますが、正式には permanent wave(パーマネントウェーブ)と言います。
ちなみに「ストレートパーマ」は和製英語で、海外では hair straightening(ヘアストレイトニング)や straight perm と説明しないと通じない場合があります。 - ボブ(ボブカット) – bob (bob cut)(ボブ)
ボブスタイルは英語でも bob もしくは bob cut と言います。
日本語同様に通じる単語ですが、「前下がりボブ」は A-line bob、「ショートボブ」は short bob といった言い方が可能です。 - ショート/ミディアム/ロング – short / medium / long
長さの表現もそのまま英語です。
「セミロング」は和製英語で、英語では medium-long hair や単に shoulder-length hair などと表現します。
上記のようにカタカナ語の多くは英語由来ですが、中には和製英語もあるので注意が必要です。
「ツーブロック」など日本特有の言い方は後述するように別の英語を使わなければ通じません。
正しい英語を知っておくことで、外国人にも専門用語を的確に説明できるようになります。
発音に関しては、カタカナ発音とのギャップに注意しましょう。
例えば layered(レイヤード)の d や、bangs の語尾の s など、日本語では発音しない音もあります。各単語の発音はカタカナ表記も参考に、ぜひ音声でも確認してみてください。
メニューの英語表記例とサービス名称

続いて、サロンのメニューを英語で表記する場合によく使う言い方を紹介します。
訪日外国人向けにメニュー表を英語化するケースや、海外で働く際にメニューの英語表現を知りたいケースに役立ちます。
基本的にはシンプルな英単語でOKですが、日本特有のメニューは説明を加えると親切です。
- Cut (カット) – 一般的なヘアカット。
Haircut と一語で書かれることもあります。
例: Ladies’ Cut / Men’s Cut (レディースカット/メンズカット), Bang Trim (前髪カット) - Color (カラー) – ヘアカラー(染毛全般)。
Hair Color とも言います。
例: Full Color (全体染め), Retouch Color (根元染め=リタッチ) - Perm (パーマ) – パーマ(カールのかかったパーマネント)。
例: Digital Perm (デジタルパーマ), Body Wave (ゆるいパーマ) - Straight Perm (縮毛矯正/ストレートパーマ) – 髪を真っ直ぐにする施術。
Hair Straightening や Relaxer と表記されることもあります。 - Highlights (ハイライト) – 部分的に明るくするカラー。
例: Full Highlights (全頭ハイライト), Partial Highlights (ポイントハイライト) - Bleach (ブリーチ) – 脱色(ブリーチ)。
ブリーチを使ったカラーは Double Process(ダブルプロセス)などとメニューに記載されることがあります。 - Treatment (トリートメント) – 髪のトリートメント。
Hair Treatment や Deep Conditioning とも。
例: Keratin Treatment (ケラチントリートメント), Hair Mask (ヘアマスク) - Head Spa (ヘッドスパ) – 頭皮のスパ(マッサージ&トリートメント)。
英語圏にない概念ですが、そのまま Head Spa と表記して通じるケースも増えています(説明文に scalp massage と添えると親切)。 - Shampoo & Blow (シャンプー&ブロー) – シャンプーとブローのセット。
単に Shampoo、Blowdry と分けて書かれることもあります。 - Style / Set (スタイリング) – 仕上げのスタイリング。
日本のメニューでいう「ヘアセット」にあたります。
Updo(アップスタイル)や Hair Styling などとも表記されます。 - Extensions (エクステ) – エクステンション(付け髪)。
Hair Extensions とも書きます。
基本的にメニュー名はシンプルな単語で表記し、必要に応じてカッコ書きや注釈で補足すると良いでしょう。
「Cut (ブロー別)」「Perm (カット・ブロー込)」のように、日本語で補足を併記した二か国語表記も親切です。
例えば上記のようにカテゴリ名を英語で大きく表示し、項目名と料金は日本語で併記するというデザインもあります。
メニューを英語化する際は、長々と翻訳しすぎず誰が見ても分かる簡潔な単語を使うことが大切です。
日本独自の施術(例:ヘッドスパ)などは英語圏の人に伝わりにくい場合もあるので、英語名+簡単な説明文を添えると安心です。
また料金表記は世界共通の「数字+通貨」で示し、税抜きか税込みかも明記しておくと親切です。
「○○って英語で何て言うの?」よくある疑問集

現場の美容師さんから「これは英語で何と言うの?」と質問されることの多い単語やフレーズをまとめました。
日本語では日常的に使っている美容用語でも、英語での言い方が意外と知られていないものです。以下のQ&Aを参考に、対応表現を覚えておきましょう。
- 「美容師」は英語で何と言う? → hairdresser(ヘアドレッサー) や hairstylist(ヘアスタイリスト)といった表現が一般的です。
Beautician(ビューティシャン)という言い方もありますが、メイクやエステも行う美容技術者を指す場合があります。 - 「美容室(美容院)」は英語で何と言う? → hair salon(ヘアサロン) と言えば通じます。
他にも beauty salon や beauty parlor(ビューティーパーラー:主に英)という表現もあります。
理容室(床屋)は barber shop(バーバーショップ)となり、美容室とは区別されます。 - 「前髪」は英語で何と言う? → bangs(バングス) です。
アメリカ英語では bangs、イギリス英語では fringe(フリンジ) と言います。
「前髪を切る」は cut my bangs、「前髪を伸ばしている」は grow out my fringe などと言い表せます。 - 「ツーブロック」は英語で何と言う? → undercut(アンダーカット) と表現できます。
ツーブロックは和製英語で、海外では通じません。
サイドと後ろを刈り上げて上部との段差をつけた髪型は、英語では disconnected undercut(ディスコネクティッド・アンダーカット)とも呼ばれます。 - 「髪をすく」は英語で何と言う? → thin out (the hair) です。美容師がお客様に「すきますね」と伝える場合は I’ll thin out your hair.、お客様が「すいてください」と言いたい場合は Could you thin out my hair? となります。
- 「○○センチ切ってください」は英語で何と言う? → Please cut off about ○○ centimeters. ですが、海外ではセンチではなくインチで伝えるのが一般的です。
例えば3センチなら about one inch と換算して伝えましょう。
インチになじみがない外国人には、指で長さを示しながら “about this much” と言うのも一つの手です。 - 「美容学生」は英語で何と言う? → beauty school student(ビューティースクールスチューデント) と言います。
cosmetology school student(コスメトロジースクールスチューデント)という言い方もありますが、一般的には美容専門学校全般を beauty school と総称します。 - 「カリスマ美容師」は英語で何と言う? → charismatic hairstylist(カリズマティック ヘアスタイリスト) と表現できます。
「カリスマ○○」をそのまま charisma ~~ とは言わないので注意しましょう(charisma は名詞で「カリスマ性」の意)。
charismatic は形容詞で「人を惹きつけるカリスマ的な」という意味です。 - 「○○さんを指名できますか?」は英語で何と言う? → Can I request ○○? もしくは Can I ask for ○○ by name? などと聞きます。
request は「指名する」のニュアンスで使える動詞です。
予約時に「担当を○○でお願いします」という意味で I’d like to book with ○○. と言われることもあるかもしれません。
上記以外にも、「これって英語でどう言うの?」という疑問は多々あります。例えば技術関連では「枝毛」= split ends、「白髪」= gray hair、用具では「ケープ(クロス)」= cape、「ロッド」= rod、「髪留めクリップ」= hair clip などがあります。
わからない単語があればその都度調べ、メモしてストックを増やしていきましょう。
最近ではDMM英会話の「なんてuKnow?」やネイティブキャンプ広場などで専門的な質問を検索できるので活用するのも手です。
初心者におすすめの英語学習本・フレーズ集

英語が苦手な初心者美容師さんでも取り組みやすい、美容師向けの英語学習教材をいくつかご紹介します。
本や電子書籍、アプリなどを活用して、隙間時間にコツコツ勉強しましょう。
- 『すぐに使える!ヘアサロンの英会話』(女性モード社)
大手美容専門出版社から発売されている英会話本。
TONI&GUY JAPANが総合監修しており、サロン現場で使えるフレーズ70選を厳選収録。
来店対応からカウンセリング、施術、会計、電話対応まで章立てで網羅されており、音声データも付属しています。
インバウンド対応を見据えて作られており、「丸暗記OKのマジックフレーズ」も紹介されているので初心者でも実践しやすい内容です。 - 『美容師のためのサロン英会話』(SHINKA出版)
オーストラリアに店舗を持つ日系サロンが制作した一冊。
全154ページにわたり、Vol.1 アポイント電話対応、Vol.2 来店受付、Vol.3 カット、Vol.4 シャンプー、… Vol.11 会計まで、サロン業務フローを完全網羅した構成が特徴です。
指さしで使えるよう日本語対訳とカタカナ発音も併記されており、付属の音声教材で発音も確認できます。
海外サロン就職を目指す人はもちろん、国内で外国人客対応に英語を使いたい人にも実用的です。 - 『Hair Salon English(美容師英会話)』(Canada Styles)
カナダ・トロントの日本人美容師チームが制作した英会話教材。
「こんな時どう言えば?」という現場の声から生まれたリアルな会話表現が満載で、専門用語やスラングも交えつつ、お客様との対話形式で学べるのが特徴です。
世界各国の美容師から注文がある人気教材で、初心者向けにカタカナの読み方も付いているので安心です。 - 『美容師 必須英語フレーズ集:現場で即戦力になる英語』(のきあまたお 著)
Kindle版の英語学習教材で、英語圏で働く美容師や外国人客対応が必要な美容師向けに作成されています。
必修単語集&必修フレーズ集(接客編・顧客編)で構成されており、実践的に学べる内容です。
電子書籍なのでスマホやタブレットで持ち歩きやすく、必要な部分をすぐ検索できる利点があります。
この他にも、SNS上で英語フレーズを発信している美容師さんや、YouTubeで「美容師英会話」の動画を公開しているチャンネルなどもあります。
本で学んだフレーズを音読したり、実際の接客を想定してロールプレイしてみたりと、楽しみながら継続して学習することが上達への近道です。
英語対応のサロンで働くために覚えておきたいこと

最後に、英語で接客する際に心に留めておきたいポイントをまとめます。外国人のお客様に対応する場合や、海外のサロンで働くことを目指す場合に役立つ心構えです。
- ① 基本の接客英語を言えるように準備: 挨拶や案内、カウンセリングの基本フレーズはスラスラ言えるよう練習しておきましょう。
緊張すると咄嗟に言葉が出てこないものです。
上で紹介したような定番表現は何度も音読し、身体に染み込ませておくと◎。
いざという時、「Welcome!」「This way, please.」など自然に口をついて出ると自信になります。 - ② 簡単な雑談ネタを用意: 海外では施術中のスモールトーク(世間話)が重視される傾向があります。
趣味や旅行の話題、出身地の話など、お客様と英語で軽く会話できるよう質問パターンを用意しておくと良いでしょう。
「Do you live around here?(この辺にお住まいですか)」「Have you been to Japan before?(日本は初めてですか)」などシンプルな質問でOKです。
また、仕上がりを褒める一言も忘れずに!海外ではお客様を積極的に褒めることが大事です。
“It looks great on you!”(とてもお似合いです)など笑顔で伝えてみましょう。 - ③ 和製英語に注意し正しい用語を使う: 日本では通じても英語圏では伝わらない専門用語もあります。
例えば「ツーブロック」は上記のように undercut と言い換える必要がありますし、「アホ毛」は flyaway hair、「寝癖」は bed hair など、一見伝わりそうでも和製英語だと理解されないケースがあります。
またカラーに関して言えば、「染める」は dye より color を使うのが一般的です(dye は日常会話ではあまり使われません)。
プロ同士の会話でも「ブリーチ」「トナー(色調整剤)」「グラデーション」などはそれぞれ bleach, toner, ombre/balayage といった正しい単語で言えるようにしましょう。 - ④ 単位や数え方の違いを知っておく: 前述の通り長さの単位はインチに慣れておくと便利です。
特に海外で働く場合、お客様が「2 inches」と言ったら約5cm、「half an inch」は1.2cm程度という具合にパッとイメージできるとスムーズです。
また、ヘアアイロンの太さ(inch表記)やカラー剤の容積(オンス表記)など、現場で出てくる単位の違いにも注意しましょう。 - ⑤ 文化の違いを理解する: サービスの内容やマナー面でも文化差があります。
例えば海外ではカットにシャンプーが含まれずオプション扱いのことが多いため、「Would you like shampoo as well?(シャンプーもいたしますか?)」と確認する習慣があります。
チップ文化の有無も国によって異なります(日本ではチップ不要ですが、海外では15~20%が相場など)。
外国人客がチップを差し出した場合は笑顔で丁重にお断りする、といった対応も知っておくと良いでしょう。
その他、宗教的理由で男性美容師を避けたい女性客もいるなど、多様なバックグラウンドを持つお客様への配慮も大切です。 - ⑥ いざという時は筆談や翻訳アプリも活用: どうしても伝わらない時は無理せず、メモに書いて見せたり、画像検索でスタイルを見せ合ったりするのも手です。
「百聞は一見にしかず」で、紙とペンを使ってイラストで希望を確認する美容師さんもいます。
また最近は翻訳アプリやAI通訳機も発達していますので、「少々お待ちください」と断ってから技術アプリの力を借りるのもOKです。
大事なのはお客様に満足して帰っていただくことなので、ツールも遠慮なく活用しましょう。 - ⑦ 笑顔とホスピタリティは万国共通!: 言葉が拙くても、笑顔と感じの良い対応でカバーできます。
美容師さんは接客のプロですから、英語でもそのホスピタリティ精神はきっと伝わります。
分からない表現があっても落ち着いて、「Could you repeat that, please?(もう一度言っていただけますか)」「Let me confirm, you mean…(確認させてください、つまり…)」と誠意を持って聞き返せば大丈夫。
コミュニケーションの基本である笑顔・相づち・丁寧な態度は言語を超えて信頼感につながります。
以上、美容師が英語対応するためのポイントを紹介しました。
最初は戸惑うかもしれませんが、慣れれば英語での接客もきっと楽しく感じられるはずです。
「世界中の人をカットで笑顔にしたい!」という美容師さんも増えていますので、ぜひ本記事の内容を参考にチャレンジしてみてくださいね。
あなたのスキルアップと活躍を応援しています!