ミルボンの白髪世代向けカラー剤「オルディーブ シーディル」は、白髪をしっかりカバーしながらファッション性の高い色味を表現できるグレイカラーラインです。
本記事では、美容師の皆様に向けて「インターバルリケア」や「RC」の意味・活用方法、人気色やカラーチャートの選び方、レシピ例、使用時のポイントまでを詳しく解説。
日々のサロンワークで役立つ知識とともに、シーディルの魅力をどこよりも深掘りします。
製品の概要

オルディーブ シーディルはミルボンが大人世代の白髪ニーズに応えて開発したプロ向けヘアカラーです。
無彩色(モノトーン)ベースでブラウンの赤味を抑え、白髪染め特有の退色後の赤みが出にくい柔らかな色味を実現。
刺激臭を約1/3に抑えるABSORB処方で頭皮へのヒリつきを軽減し、ボタニカルオイル配合によるなめらかでツヤのある仕上がりになります。
落ち着いたトーンから明るい9レベルまで全44色を揃え、40代以上の女性がファッションカラー感覚で楽しめる総合グレイカラーラインです。
カラーチャートと人気色

シーディルのカラーチャートは全44色を展開し、白髪染め特有の赤みを抑えた発色が特徴です。
人気色にはプルーンアッシュ(ブルーアッシュ)、ヘーゼルグレージュ、ジンジャーベージュ、チアシードナチュラル(灰みのあるブラウン)など。
どれも白髪をカバーし、上品な色味を演出できるのが魅力です。
インターバルリケアとは

インターバルリケアは、次の来店までの間に伸びた根元の白髪を自宅でケアできるホームカラーリタッチキットです。
サロン用カラー剤とほぼ同等の処方で、顔まわりや分け目の気になる白髪をサロン品質でカバーできます。
1剤・2剤・トリートメントなど用具が全て揃い、自宅で手軽に使用可能。
カラーはナチュラル系(チアシードナチュラル)とグレージュ系(ヘーゼルグレージュ)の各5・7・8レベルの全6色展開。
指塗りで必要部分に塗布すれば既染部への負担を抑えられ、約3週間後からの根元セルフリタッチに最適です。
インターバルRCとは
インターバルRCとは、シーディルのインターバルリケア用に開発された根元リタッチ専用カラー剤を指します。
「RC」は「Root Color(ルートカラー)」の略とも言われ、インターバルリケアというシステム全体の中でカラー剤そのものを示す名称です。
例えば製品名表記では「s7-HG/i」のように色番に「RC」が付くことがありますが、基本的な処方や使い方はインターバルリケアと同じで特別な違いはありません。
現場では両者の呼び方を使い分ける際、リケアがシステム全体、RCが具体的なカラー剤というニュアンスで使われることが多いでしょう。
オススメのレシピ・トーン設定例

シーディルでは白髪の量に応じて適切なトーン設定を選ぶことが大切です。
白髪が少なめ(20%以下)で明るく見せたいなら8トーン、しっかり染めたいが暗くしたくないなら7トーン、白髪が多い(50%以上)なら5トーン、といったように使い分けます。
また、色味レシピの一例としてチアシードナチュラル7とプルーンアッシュ7を1:1で調合すると、白髪をカバーしつつ透明感のあるアッシュブラウンに仕上がります。
ヘーゼルグレージュ8とジンジャーベージュ8を2:1でミックスすれば、黄味を抑えた柔らかなベージュ系になり、明るい白髪染めでも上品さを保てます。
使用方法・プロセスのコツ

カラー塗布前には生え際に保護クリームを塗り、肌をガードします。
シーディルの1剤と専用オキシ6%を1:1でしっかり混合し、髪に塗布します。
白髪の多い部分から細かくブロッキングして根元中心に塗布し、約30分放置します。
中間〜毛先は必要に応じて弱めの薬剤で後半に色を馴染ませる程度にとどめましょう。
時間経過後は乳化してからよくすすぎ、シャンプーします。
最後に付属の頭皮用トリートメントで頭皮をケアし髪にツヤを与えます。
低刺激処方とはいえ、塗布は丁寧に行い頭皮の様子に注意しましょう。
まとめ|オルディーブ シーディルは白髪世代の“なりたい色”を叶える
オルディーブ シーディルは、白髪を気にする世代のニーズに応えるために開発された、高品質なグレイカラーラインです。
サロン品質を自宅でもキープできる「インターバルリケア」、バリエーション豊富なカラーチャート、明るさと透明感を両立した発色が特長で、使いやすく結果も安定。
色味のミックスやトーン設定を工夫することで、より多様な顧客ニーズに対応可能です。
白髪世代の“ファッションとしてのカラー”を叶える選択肢として、ぜひシーディルを活用してみてください。