近年SNSやサロンで話題の高彩度ヘアカラー、「N.（エヌドット）ルフレカラー」。
本記事では人気ヘアブランドN.（エヌドット）の概要から、ルフレカラーの特徴・効果、他のカラー剤との違い、実際の使用感や仕上がりの口コミ、さらに美容師にとっての利点や取扱サロン情報まで詳しく解説します。
鮮やかな発色と髪への優しさを両立した新世代カラー剤の魅力を、プロ視点も交えながら紐解いていきましょう。
N.（エヌドット）ブランドとは？
N.（エヌドット）は日本の化粧品メーカーナプラが展開するサロン専売ヘアケアブランドです。
天然由来の恵みを活かし、カラー剤・パーマ剤・スタイリング剤など幅広いラインナップで髪本来の美しさを引き出すことをコンセプトに掲げています。
特にスタイリングシリーズのN.ポリッシュオイルやナチュラルバームは、一時期SNSでバズるほど大人気となり、プロだけでなく一般のユーザーにも広く浸透しました。
シンプルでお洒落なパッケージデザインも相まって、「素髪でいるより、心地いい」というブランドコンセプトどおり、髪に自然なツヤと質感を与えるアイテムが揃っています。
そんなN.シリーズは発売以来サロン業界で定番ブランドとして定着しており、新製品にも注目が集まります。
その最新ラインとして2022年に登場したカラー剤がN. ルフレカラーです。
N. ルフレカラーとは？特徴と効果
N. ルフレカラーは、ナプラから発売された高彩度・高発色のアルカリタイプヘアカラー剤です。
名前の「ルフレ (Reflet)」はフランス語で「反射光・輝き」という意味があり、その名のとおり髪の輝きを引き出す処方が特徴です。
ナプラ史上もっとも発色が良い新処方を採用しており、毛髪内部への浸透を高めて濁りのないクリアな発色と透明感あふれる鮮やかな色味を実現します。
みずみずしいツヤ感も表現でき、まさに「髪そのものをきれいに見せ、今の自分を光り輝かせる」カラー剤と言えるでしょう。
- 高彩度・高発色のカラー: 従来比で格段に発色が強く、ビビッドな色表現が可能。狙った色味をしっかり髪に発現させることができます。
- 濁りのないクリアな色味: 染料設計を見直し、ブラウンに頼らない処方にすることで、くすみのない純度の高い色を表現します。
光の乱反射を防ぐ独自ポリマー技術により、透き通るようなシアー感を髪に与えます。 - あふれる透明感とツヤ: 毛髪表面を均一にコートする「Protesil®（プロテシル）※」というクロスポリマーを配合。
これが髪表面の凹凸を埋めてフラットに整え、光をまっすぐ反射させることで圧倒的なツヤと発色の強さにつなげています。
透明感のある軽やかな仕上がりで、髪にシルクのヴェールをまとったような光沢を与えます。 - ブリーチ無しでも発色: 高いアルカリパワーで適度に明るさを引き出す処方のため、ブリーチヘアはもちろん未ブリーチの髪でも鮮やかな発色を楽しめます。
中明度程度の地毛であればしっかり色味が入り、暗髪でも高彩度なカラーデザインが可能です。 - 毛髪・頭皮をいたわる処方: 発色重視でありながら、頭皮や髪へのケア成分も充実しています。
例えば加水分解ローヤルゼリータンパク（ローヤルゼリーエキス）を配合し、アルカリや過酸化水素による頭皮への刺激を緩和。
保湿成分のシアバターが髪にうるおいとコンディショニング効果を与えます。
さらにティントロックポリマーがキューティクルをコートして染料の流出を抑え、色もちアップにも貢献します。 - 豊富なカラーバリエーション: 全71色（15の色相カテゴリ＋6種のコントロールカラー）ものラインナップを誇ります。
寒色・暖色・中間色までバランス良く揃い、定番のベージュブラウン系「チェスナット」や透明感アッシュの「フォグ」、高彩度ブルーの「コバルト」など、多彩なニーズに応える色展開です。
※Protesil®は(株)成和化成の登録商標です。
ルフレカラーは誰におすすめ？ターゲット層
N.ルフレカラーは、トレンド感のある鮮やかなヘアカラーを楽しみたい人に最適です。
ブリーチオンカラーで原色に近いビビッドカラーを表現したい10～20代の方はもちろん、ブリーチなしでも透明感カラーに挑戦したい人にも向いています。
髪へのダメージや頭皮ケアが気になる大人世代にも配慮された処方のため、30～40代で「派手すぎないけど澄んだ色合いを出したい」というニーズにもマッチします。
実際、ブラウンやベージュ系のナチュラルカラーも豊富に揃っているため、オフィスでも浮かない上品なカラー提案も可能です。
要するに、ルフレカラーは幅広い世代・髪質のユーザーに対応できる万能な高発色カラー剤と言えるでしょう。
ビビッドからナチュラルまで自由自在なので、パーソナルカラーや季節トレンドに合わせた提案を求める全ての人におすすめです。
他のカラーシリーズとの違い
続いて、N.ルフレカラーと他のヘアカラーシリーズとの違いを見ていきます。
ナプラ社内の他ラインナップや、競合他社の人気カラー剤とも比較してみましょう。
| カラーシリーズ | 特徴・用途 |
|---|---|
| N. ルフレカラー （ナプラ） | ナプラ史上最高の高彩度カラー。【特徴】乱反射防止ポリマーによるクリアな発色とツヤ、頭皮保護成分配合で低刺激。【用途】ブリーチを活かした原色系から地毛レベルの透明感カラーまで幅広く対応。トレンドの寒色系発色も得意。 |
| N. カラー （ナプラ従来品） | エヌドットブランドの従来カラー剤。【特徴】3ステップのティントロックシステムで高発色と色持ちを両立し、5種の和草エキス配合で施術中のニオイを軽減。シアバターなど天然由来成分で髪を保湿。【用途】ファッションカラーとグレイカラー（白髪染め）ラインがあり、白髪もしっかり染めたい大人世代までカバー。 |
| N. アシッドカラー （ナプラ） | 弱酸性タイプのヘアカラー剤。【特徴】オイルin処方のクリームで染まりの良さと塗布しやすさを両立した酸性カラー。アルカリを使わないor低アルカリ設計でダメージを抑制。【用途】繰り返しカラーを楽しみたい大人女性向け。ツヤ出しや色味補正に優れ、退色した毛先の色味補充や白髪ぼかしなどにも活用。 |
| 他社例: アディクシーカラー （アリミノ） | 国内サロン定番の高発色カラー。【特徴】赤味を消した透明感発色が持ち味で、全色がブルーベースで構成されブラウンを一切入れない設計。クリアでくすみのないアッシュ系カラーを実現。【用途】ブリーチが必要なケースも多いが、とにかく寒色系の表現に特化。外国人風のくすみカラー需要に応える。 |
このように、各カラー剤ごとに狙いとする仕上がりや得意分野が異なります。
N.ルフレカラーは発色の鮮やかさと髪への優しさを両立している点で際立っており、寒色から暖色までバランス良く揃うラインナップであることも強みです。
特に従来のN.カラーでは難しかった高彩度の寒色表現も可能となっており、「N.カラーのさらに進化したカラー剤」として美容師からも注目されています。
例えば都内サロンのカラーリストは「N.ルフレカラーはより高彩度かつ寒色系を表現できるのが特徴。夏は寒色系カラーが人気だが、N.は進化したカラー剤としてお客様にも興味を持ってもらえている」と評価しています。
他社の高発色カラーと比べてもケア成分が充実しているため、ダメージを抑えつつ今っぽいカラーを提案できる点で非常に優秀でしょう。
N. ルフレカラーの使用感・仕上がり
実際にN.ルフレカラーを使用した美容師やお客様からは、どのような感想が聞かれているのでしょうか。
口コミ的な観点で、使用感や仕上がりの評価を整理してみます。
- 塗布時のニオイがマイルド: アンモニア臭などカラー剤特有のツンとしたニオイが強くなく、快適に施術できるとの声があります。
和草エキス配合の従来N.カラーほど無臭というわけではありませんが、刺激臭が少ない点はお客様にも好評です。 - クリームの質感と塗りやすさ: 薬剤はやや粘度高めのクリームタイプで、垂れにくく扱いやすいという意見があります。
一方で粘性が高いぶん伸びが硬いと感じる美容師もおり、塗布テクニックや希釈次第では塗りにくさを感じる場合もあるようです。
総じて「扱いにくいほどではないが、もう少し柔らかいと嬉しい」という声が見受けられます。 - 発色の再現性が高い: 「狙った色味を出しやすい」「色ブレしにくい」と美容師から評価されています。
例えば高彩度ピンクの「ペオニー」は、ブリーチ無しでもしっかりピンク感を表現できるほど発色が強く、「イメージ通りの色になった」と好評です。
思い通りのカラーに染まる再現性の高さは、施術者・顧客双方にとって満足度が高いポイントでしょう。 - 仕上がりのツヤと質感: 仕上がりの髪に触れるとしっとり滑らかで、指通りが良いとの口コミがあります。
ツヤもたっぷり出るためブリーチ毛でもパサつかず、「カラー後とは思えない潤い感」と評価する声も。
これにはシアバターなどの保湿成分やポリマーコート処方が寄与していると考えられます。 - 色もち・退色傾向: 高彩度ゆえに染料の抜けやすさを指摘する声も一部あります。
特にビビッドなカラーはシャンプーのたびに色落ちしやすく、「他社の同系色より少し退色が早い印象」と感じる美容師もいました。
ただしティントロックポリマー効果で従来の高発色カラーより定着は良く、アフターケア次第で色持ちを十分向上させることができます。
カラーシャンプーやカラートリートメントを併用することで、鮮やかな色味を長く楽しめるでしょう。 - 放置時間の目安: 発色重視のカラー剤ですが、20分程度の放置でもしっかり発色するとの検証結果があります。
色持ちを考慮するなら25～30分の放置がおすすめとのこと。
一般的なアルカリカラーと同程度の施術時間で済むため、特別に時間がかかる心配はありません。
総合すると、N.ルフレカラーの使用感・仕上がりに対する満足度は非常に高いと言えます。
「色が思い通り」「髪がツヤツヤになった」といったポジティブな口コミが多く、多少の退色の早さを考慮してもリピートしたいカラーとの評価が目立ちます。
鮮やかな色変化と同時に髪の質感向上も実感できるため、施術を受けたお客様からの評判も上々です。
美容師やサロン関係者にとっての利点
N.ルフレカラーがここまで支持を集める背景には、サロン側にとって多くのメリットがあることも見逃せません。
美容師目線で感じる利点をまとめます。
- トレンドカラーを提案しやすい: 昨今は高発色・高彩度のカラー需要が高まっていますが、ルフレカラーならそのニーズに的確に応えられます。
透明感のある寒色系から華やかな暖色系まで幅広く表現できるため、季節ごとのトレンドカラー提案にも最適です。
「もっと髪色を楽しみたい」というお客様への新たな提案の武器になります。 - 時短と仕上がりクオリティの両立: 発色が早く狙い通りの色に染めやすいため、一度の施術で理想の色に到達しやすいです。
調合や塗布の試行錯誤が減り、放置時間も一般的な範囲で済むことから、施術時間の短縮につながります。
仕上がりのクオリティが高いため、時短しながら顧客満足度も高められます。 - 幅広い客層に対応可能: ブリーチ有無を問わず発色するため、これまでハイトーンカラーを敬遠していたお客様にも提案しやすくなります。
「ブリーチは怖いけど明るくしたい」という方にも、ルフレカラーならダメージを最小限に鮮やかなカラー体験を提供できます。
結果、サロンのメニュー幅が広がり新規客の獲得や顧客単価アップにも寄与します。 - 髪・頭皮への負担軽減でリピート促進: 頭皮保護成分や保湿成分が入っているため、施術中・施術後のダメージ感が少なく、顧客から「染みなかった」「手触りがいい」といった声が得られやすいです。
頻度高くカラーをするお客様でも負担が少ないのでリピート利用に繋がり、サロンとして長期的な信頼関係を築きやすくなります。 - コストパフォーマンスの良さ: 美容師の口コミでは「発色が良くコストも低めなのでガンガン使いやすい」との意見もあります。
1剤80gチューブあたりの価格設定が比較的手頃で、色数が多く調色の自由度も高いことから、サロンワークで重宝するとの声があります。
必要以上に高価な薬剤だと使うのを躊躇しますが、ルフレカラーは積極的に新色レシピを試せる価格帯なのもメリットです。 - ブランド力と話題性: N.シリーズという知名度の高いブランドの新カラー剤ということで、発売当初から美容業界で大きな注目を集めました。
2022年2月の発売以来、評価の高さから今や定番になっているとの調査結果もあります。
業界誌「WWD JAPAN」にも特集記事が掲載され、美容師から高い信頼と評価を獲得しています。
2024年には「WWDBEAUTY ヘアサロン版ベストコスメ」にもランクインし、プロからの支持の高さが裏付けられました。
こうした話題性や受賞歴はサロンの宣伝にもなり、お客様にも安心感を与える材料となります。
以上のように、ルフレカラーは施術者にとっても多くのメリットをもたらすカラー剤です。
カラー技術の幅が広がり、顧客満足度とサロンの信頼度向上に直結するため、導入する美容室が増えているのも頷けます。
N.ルフレカラーを体験できるサロン情報
最後に、N.ルフレカラーを扱っているサロンについて触れておきます。
N.シリーズは基本的にサロン専売品であり、市販では購入できないため、施術を受けたい場合は取り扱いのある美容室に行く必要があります。
ナプラ公式サイトのサロン検索機能を使えば、お近くのN.取扱サロンを調べることができます。
全国の多くの美容室がルフレカラーを導入しており、大都市はもちろん地方のサロンまで幅広く展開されています。
例えば東京の有名サロンLond（ロンド）表参道ではいち早くN.ルフレカラーを導入し、トップスタイリストが「さらに進化したカラー剤」と太鼓判を押しています。
また、地方でも茨城のサロンが講習会に参加して導入を進めるなど、都会・地方問わず支持されていることが伺えます。
おしゃれに敏感なサロンほど積極的に取り入れている傾向がありますので、「N.ルフレカラーあります」などの告知を目印に探してみると良いでしょう。
念願のカラー剤だけあって、取扱サロン側も豊富なレシピ開発やSNS発信に力を入れています。
興味のある方はぜひN.ルフレカラー取扱店で施術を受けてみてください。
圧倒的な発色と手触りの良さに、きっと満足できるはずです。
