リクロマは、ナンバースリーが提供するプロフェッショナル向けヘアカラー剤で、日本人の髪質に合った深みとツヤのある発色が魅力です。
この記事では、美容師視点でリクロマの魅力や扱い方、注意点について解説します。
リクロマの特徴

- 高彩度でクリアな発色を酸化染料のみで実現
- ブラウン系染料を排除した濁りのないカラー設計
- 施術中・後のダメージ軽減を考慮したL-LCカチオンベース採用
- トリートメント効果の高い保湿・補修成分を配合
カラーチャートのバリエーション

ファッションラインは奇数レベルごとの構成で、色味調整がしやすく、全11ラインを展開。
色相(ライン名) | 色味の特徴 |
---|---|
Neutral(ニュートラルブラウン) | 赤みも黄みも感じない透明感のあるブラウン |
Beige(ベージュブラウン) | 女性らしさを演出する上品なベージュ |
Blue Ash(ブルーアッシュ) | 露草のような淡く鮮やかな青色 |
Lime Green(ライムグリーン) | 若々しい木の葉のような明るい黄緑 |
Saffron Gold(サフランゴールド) | 光り輝く黄金のような赤みを帯びたイエロー |
Flame Orange(フレイムオレンジ) | 情熱的で炎のようなオレンジ |
Phoenix Red(フェニックスレッド) | 不死鳥の羽のように燃えるようなレッド |
Ruby Red(ルビーレッド) | 最高級ルビーのように深みのある赤紫 |
Wisteria Violet(ウィスタリアバイオレット) | 藤の花のような優しい淡いパープル |
Silver Gray(シルバーグレイ) | 何色にも属さない透明感のある無彩色 |
Fairy Pink(フェアリーピンク) | 妖精をイメージした可愛らしいピンク |
インテンシブラインや、8レベルで統一された「リクロマ グラム」もあり、ミックスによる表現幅も広いです。
白髪染めとしての実力

リクロマGは白髪染め専用ラインで、ツヤのあるシャイニーブラウン設計。
- 白髪も自然にカバーできる設計
- 39色の豊富なカラーバリエーション
- 頭皮にも優しい抗炎症・保湿成分を配合
- 施術後もしなやかでツヤのある髪を維持
美容師が扱う際のポイント

リクロマを扱う上でのメリットと注意点を整理すると以下の通りです。
- 黒髪でも発色しやすい高彩度カラー
- ミックス設計がしやすく失敗が少ない
- ファッションカラーと白髪染めが一本で対応可能
- 放置時間(約30分)と2剤濃度の使い分けが重要
- 肌保護やパッチテストなど基本ケアも忘れずに
リクロマの独自性

以上のように、プロアクション リクロマは独自の技術と発想で他にはない価値を提供するヘアカラー剤です。
高彩度でクリアな発色、施術中のヘアケア効果、そして幅広いニーズに応えるラインナップを兼ね備えたリクロマは、美容師にとって頼れるオールラウンドなカラー剤と言えるでしょう。
その独自性を理解し使いこなすことで、サロンワークのカラー表現の幅が一層広がるはずです。