オルディーブ白髪染めのカラーチャートと設計思想

プロ向けヘアカラー「オルディーブ」は、一人ひとりの理想の髪色を叶えるオーダーメイド発想のカラーラインです。
白髪染めにおいても、単なる黒や茶色にとどまらず多彩な色味を展開しており、肌色や好みに合わせて上品なカラーを表現できます。

特にブラウンベース処方を核に設計されており、白髪をしっかりカバーしつつ繊細なニュアンスを発色させます。
オルディーブのグレイカラーライン「ボーテ」では、自然な質感を重視したニュートラルブラウン系4カテゴリと、個性を演出できる色相ブラウン系6カテゴリの計10種の色相軸が用意されています。
これによりナチュラルな黒髪に近い色から、柔らかなベージュ・グレージュ、透明感のあるアッシュ系まで幅広くカバーできます。

オルディーブ白髪染めの主なシリーズ・種類

引用:ミルボン公式サイト

オルディーブの白髪染めは用途や仕上がりイメージに応じて、複数のシリーズ展開があります。

シリーズ名特徴サロンでの評判
オルディーブ ボーテブラウン基調で全79色展開。深みとツヤのある仕上がりで自然な白髪カバーが可能。しっかり染まる安心感があり、ナチュラルな仕上がりに高評価。
オルディーブ シーディル赤みを抑えた寒色系ライン。無彩色ベースで透明感のあるカラーを実現。寒色系カラーを希望する大人世代に人気。
オルディーブ クリスタル明るい白髪染めが可能。高明度・高彩度の仕上がり。透明感と艶感があり、若年層~ファーストグレイ層に人気。
オルディーブ ルドレス酸化剤不使用のマニキュアタイプ。髪や頭皮に優しい設計。敏感肌対応として評価されている。

実際の口コミや評判(美容師・サロンの視点)

プロの現場でもオルディーブ白髪染めは高評価を得ています。
「白髪がしっかり染まる」「色持ちが良い」「パサつきが少ない」といった口コミが多く、仕上がりの質感にも満足する声が目立ちます。

特に「シーディル」は頭皮への刺激が少なく、においも軽減されており、お客様の快適性にも配慮されています。
「クリスタル」は明るく染まるのに白髪浮きがない点が注目され、若年層にも提案しやすいカラーとして注目されています。

セルフカラーで使う際の注意点と限界(プロ目線アドバイス)

オルディーブは美容室専売品のため、セルフ使用には注意が必要です。
カラー剤と2剤の比率や放置時間、塗布順序など、仕上がりを左右する要素が多く、セルフではムラ染まりや染まり不足のリスクが高まります。

また、頭皮への刺激やアレルギーリスクもあるため、必ずパッチテストを行う必要があります。
セルフカラーを希望する顧客には、サロンで提供可能な「インターバルリケア」などのホームケアキットの活用をおすすめします。

白髪染めレシピ例(明るめ/暗め・くすみ系)

レシピ例1:明るめグレージュブラウン
根元:c9-NB : c9-GRB = 1 : 1(6%オキシ)
毛先:ノンアルカリ c10-GRB : クリア = 1 : 1(6%オキシ 1:2)
→ 明るさと透明感を両立し、ナチュラルに白髪をぼかせます。

レシピ例2:暗めスモーキーアッシュ
全体:シーディル 7-MB : 7-A = 2 : 1(6%オキシ)
+ アディクシーBlue(5~10%程度)
→ 赤みを抑え、落ち着いたくすみ系のトーンに仕上がります。

基本的な使い方(1剤・2剤比率、放置時間など)

  • 1剤と2剤の比率は1:1が基本です。
  • オキシ濃度は白髪量と髪質に応じて3%~6%を使い分けます。
  • 放置時間は20~30分が目安です。
  • シャンプー後はカラー専用のトリートメントで退色予防を行いましょう。

ミルボン製品としての品質や独自技術

オルディーブは、ミルボンの独自技術によって開発された高品質な白髪染めラインです。
「アフィニティキャリー染色」により、染まりにくい白髪もしっかり染着します。

また、植物由来のエモリエント成分が髪に艶と柔らかさを与え、従来の白髪染めより約38%高い艶感が得られたというデータもあります。
低刺激・低臭処方や、アルカリ量の最適化も進められており、施術中の快適さやダメージレスにもこだわっています。

まさに、サロンワークにおいて安心して使える白髪染めとして、プロフェッショナルに支持される理由が詰まっています。

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