「コレストン ホワイトベージュ」は、透明感のあるホワイトベージュカラーを実現できるWellaのプロフェッショナル向けヘアカラーです。
ブリーチ後の黄ばみを抑えつつ、ナチュラルで上品なベージュを表現できるため、ハイトーン施術に最適なカラーとして注目されています。
本記事では、コレストン ホワイトベージュの特徴やカラーチャート、具体的なレシピ、使い方のコツまで、詳しく解説します。
また、白髪への対応や、ブリーチなしでの発色についても詳しく紹介するので、サロンワークでの活用に役立つ情報が満載です。
「ホワイトベージュをもっとキレイに仕上げたい」「ブリーチ履歴のある髪に最適なレシピを知りたい」という美容師の方に向けて、どの記事よりも詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、サロンワークのヒントにしてください。
コレストン ホワイトベージュの概要

コレストンパーフェクト+ ホワイトベージュは、Wellaのプロ向けヘアカラーライン「コレストンパーフェクト プラス」から登場した新色です。
ブリーチした髪に一度のカラー塗布で白っぽいベージュを表現しやすく、黄ばみを抑えた透明感が特長。
リフト力を抑えた処方で既に明るいベースに色味を入れるのに適しており、さまざまな履歴を持つ髪にも一本で対応しやすい万能カラーです。
特徴と仕上がりイメージ
ホワイトベージュは、紫や青の補色を混ぜなくても余計な黄みをカットできる設計になっています。
ブリーチ履歴がある髪に使うと、白みを帯びたベージュがクリアに発色しやすいのがポイントです。
仕上がり例:明るめのベースにホワイトベージュをのせた場合、嫌な赤みや黄ばみがなく、柔らかな色合いに染まります。
カラーチャートとベースの明るさ
15Lvベースと18Lvベースの違い
15Lv程度のベースでは、ややベージュ感が強めに出て、ほんのり白味がかったナチュラルカラーに仕上がります。
18Lv以上の高明度ベースなら、透明度がさらに増し、よりホワイトに近いベージュとなります。
補色とのミックス
もしオレンジみが残る場合は、ホワイトパールなど紫系の色味を10〜20%程度混ぜると黄みをより抑えられます。
逆にくすみを和らげたい場合は、ホワイトピンクベージュを加えれば、柔らかなミルキー系の質感に仕上がります。
いずれも相性がよいので、ホワイトコレクションの色同士は自由に組み合わせてOKです。
具体的なカラーレシピ
ブリーチレベルや髪質に応じて、ホワイトベージュの配合を工夫しましょう。
ワンブリーチ(15Lv)の髪にはホワイトベージュ+3%オキシ(1:1)で15分放置が基本です。
ツーブリーチ以上(18Lv)なら同じ薬剤配合で10〜15分放置すれば、より白みに近い発色に仕上がります。
オレンジ味が強い場合は、ホワイトパールを10%ほど足すとくすみすぎずに黄ばみを抑えられます。
使い方の手順とコツ

- ベース作り
希望明度までブリーチを行い、シャンプー後にタオルドライをしっかり行います。 - 薬剤の調合
ホワイトベージュと3%オキシを1:1で混ぜ、必要があればホワイトパールやホワイトピンクベージュを少量ミックスします。 - 塗布と放置
全体にムラなく塗り、15分前後放置します。
明るさや色味を見ながら、早めにチェックすると過度なトーンダウンを防げます。 - 仕上げ
しっかりと乳化し、その後シャンプー&トリートメントで洗い流します。
白髪のカバーと応用

ホワイトベージュ単品では白髪への染着が弱めですが、N系やベージュ系を少量ブレンドすれば白髪が自然にぼけます。
白髪率20%程度ならN系を1〜2割、30%程度なら2〜3割混ぜるのが目安です。
これにより、明るいトーンを保ちながら白髪を浮かせず馴染ませられます。
また、白髪を活かしたハイライトとの併用も人気のテクニックです。
ブリーチなしでの発色
地毛や暗めの既染毛にホワイトベージュを使用すると、ほとんど白感は出ません。
10Lv前後の髪だと、柔らかなベージュブラウン程度に留まります。
それでも6%オキシを使えば多少のトーンアップは期待できますが、ブリーチと比べると限界があります。
部分的にハイライトを入れてそこにホワイトベージュを乗せると、全頭ブリーチせずに白っぽい質感を演出できます。
おすすめトーン設定と仕上がり
ホワイトベージュを最大限活かすには、15Lv以上のブリーチベースが望ましいです。
18Lv以上だと一段と透明感が増し、よりホワイトに近いベージュを表現できます。
ホワイトブラウンを組み合わせれば根元から毛先まで馴染みやすく、やや暗めでも透け感を残した仕上がりが可能です。
他のホワイトコレクション同士をミックスして、さまざまなニュアンスを追求してみましょう。
まとめ

コレストン ホワイトベージュは、ブリーチベースに簡単に柔らかな白みベージュを表現できる優れたカラーです。
白髪がある場合やオレンジ残りが強い場合でも、補色やN系を加えることで美しく調整できます。
ブリーチなしでも部分的なハイライトなどを取り入れれば、白っぽい質感を活かした施術が可能です。
ぜひ多彩なレシピを試し、お客様に最適なホワイトベージュスタイルを提案してください。