アリミノのコスメクリームはコスメ系の薬剤として人気がありますが、どんな特徴を持った商品なのか知っていますか?
アリミノ コスメクリームに限らず、カーリング剤やストレート剤はそれぞれの商品ごとに特徴があります。
デザインや仕上がりに合わせて商品を選ぶ必要があるので、もしアリミノ コスメクリームを購入しようと思っているなら特徴をしっかり調べておきましょう。
また、アリミノ コスメクリームには複数のラインナップがあります。
それぞれの薬剤ごとに得意な施術が変わってくるので、スペックから薬剤の特徴までチェックしておくのが大切です。
そこで今回は、アリミノ コスメクリームのスペックから使い方、ストレート施術のアイロンの有無などをまとめてくわしく解説します。
【アルカリ度・スペック】アリミノ コスメクリームのラインナップをご紹介!人気のVやEXなど
アリミノ コスメクリームのラインナップをスペックと一緒に紹介します。
アリミノ コスメクリームのラインナップは?
アリミノのコスメクリームのラインナップは次のとおりです。
- コスメクリーム V
- コスメクリーム EX
- コスメクリーム H
- コスメクリーム M
- コスメクリーム S
- コスメクリーム アフタークリーム
- コスメアシスト コンディショナー
以上がコスメクリームの主なラインナップになります。
この中で、アフタークリームとコンディショナーについては1剤ではないので後ほど説明します。
コスメクリーム V~コスメクリーム Sはコスメシリーズの中でも、聞き分けの良い髪にしながら髪質コントロールをすることを目的に使用する薬剤です。
次の項目では、コスメクリームの特徴やスペックをくわしく説明します。
アリミノ コスメクリームのの特徴は?
コスメシリーズの中でも、コスメクリームはくせ毛を整えながらトリートメントをしたようなつやと潤いのある髪を持続させることを目的としています。
そのため、縮毛矯正やストレートパーマとは少し違ったストレート施術になります。
自然なストレートラインが特徴で、縮毛矯正特有のパキッとしたまっすぐさではなく、なめらかでつやと潤いのある髪に導いてくれる薬剤です。
また、ビビり毛になりにくいため失敗が少ないのも特徴です。
コスメシリーズにはコスメカールという種類の薬剤もありますが、こちらはカールやウェーブを作るのを目的としています。
対してコスメクリームは、ナチュラルストレートからボリュームダウン、部分コントロールまで多彩なアプローチが可能です。
くせをおさえながらトリートメントした潤いのある髪にしたり、広がりやすい髪を部分的にボリュームダウンさせることもできます。
ほかにも、前髪が割れないように毛流れをコントロールすることも可能です。
コスメクリームは、縮毛矯正のようなまっすぐすぎるストレートにしたくない人におすすめです。
髪全体をまっすぐすぎないストレートヘアにすることで、広がりやすい髪をボリュームダウンさせるだけでなく毛先がはねるのを防げます。
以下では、アリミノ コスメクリームのラインナップそれぞれの特徴とスペックを解説します。
アリミノ コスメクリームのラインナップそれぞれのスペックを紹介
アリミノ コスメクリームのラインナップ別のスペックと特徴を紹介します。
コスメクリーム V
コスメクリームVはダメージレベル1~2の髪に使用するファーストクリームです。
スペックは次のとおりです。
- pH:8.8
- 還元剤:システアミン
- アルカリ剤:アンモニア
- アルカリ度:6.5mL
- システアミン濃度(TG換算):7.0%
コスメクリーム EX
コスメクリームEXはダメージレベル2~3の髪に使用するファーストクリームです。
スペックは次のとおりです。
- pH:8.8
- 還元剤:システアミン
- アルカリ剤:アンモニア
- アルカリ度:4.8mL
- システアミン濃度(TG換算):5.0%
コスメクリーム H
コスメクリーム Hはダメージレベル3~4の髪に使用するファーストクリームです。
スペックは次のとおりです。
- pH:8.8
- 還元剤:システアミン
- アルカリ剤:アンモニア
- アルカリ度:3.0mL
- システアミン濃度(TG換算):3.0%
コスメクリーム M
コスメクリームMはダメージレベル4~5の髪に使用するファーストクリームです。
スペックは次のとおりです。
- pH:8.5
- 還元剤:システアミン
- アルカリ剤:アンモニア
- アルカリ度:1.5mL
- システアミン濃度(TG換算):2.0%
コスメクリーム S
コスメクリーム Sはダメージレベル5の髪に使用するファーストクリームです。
スペックは次のとおりです。
- pH:7.7
- 還元剤:システアミン
- アルカリ剤:アンモニア
- アルカリ度:0.2mL
- システアミン濃度(TG換算):1.2%
アリミノ コスメクリームの2液、アフタークリームのスペック解説
アリミノ コスメクリームの2液、アフタークリームのスペックをくわしく説明します。
アリミノ コスメクリームの2液、アフタークリームの特徴を解説
アリミノのコスメクリームの2液のアフタークリームは、コーティング成分がキューティクルを整えてしっとりしたつややかな髪に仕上げてくれます。
伸びも良くて髪がサラサラになるだけでなく、残臭もあまり気になりません。
また、塗布しやすい粘性も特徴のひとつです。
他にも、アフタークリームは膨潤した髪を引き締め、エモリエント成分やPPT&キトサンを閉じ込めてくれる特徴があります。
使用の際には、先にコスメクリームで髪をデザインし、アフタークリームを適量塗布し、5~10分程度放置した後洗い流しましょう。
コスメクリームにはアフタークリーム以外にも、コスメアシスト コンディショナーもあります。
こちらは中間処理・後処理剤として使用します。
コンディショナーはバッファー効果、匂い抑制、潤い感アップ・熱によるダメージからの保護が効果です。
クエン酸バッファーがアルカリ性に傾いた髪を中性に戻し、毛髪内部の物質の流出によるダメージを防いでくれます。
アリミノ コスメクリームの2液、アフタークリームのスペックを解説
アリミノのコスメクリーム アフタークリームのpH、アルカリ度などはとくに公表されていませんでした。
アフタークリームの全成分は次のとおりです。
水、臭素酸Na、セタノール、イソステアリン酸イソステアリル、ステアルトリモニウムクロリド、ガリガバラ花エキス、ショウガ根茎エキス、クラドシホンノバエカレドニア多糖体、トウキ根エキス、センキュウ根茎エキス、シャクヤク根エキス、ジオウ根エキス、サトウキビエキス、セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク、テオブロマグランジフロルム種子脂、シア脂、ステアレス-2、ステアレス-30、リン酸、アモジメチコン、ジメチコン、ペンテト酸5Na、水酸化Na、シクロデキストリン、デキストリン、グリセリン、ペンチ連グリコール、エタノール、フェノキシエタノール、香料
引用:アリミノ コスメクリーム
基本的に成分表示は成分の中でも入っている量が多いものから表示されています。
アフタークリームの場合、水分が一番多くて次に臭素酸Naが多いと考えられます。
成分表示を見てスペックの参考にしてみてください。
アリミノ コスメクリームの2液、アフタークリームを使うポイントを解説
アフタークリームはコスメクリームの1液を使用して中間水洗をしてから、コンディショナーを使用した後で塗布します。
通常の縮毛矯正で使用する2液と同じように、1液を使用してアイロンを髪にかけた後で使用する2液がアフタークリームです。
塗った後には、ノーキャップで常温放置しましょう。
その後、再びコンディショナーを使用した後でトリートメントをして仕上げで完成です。
ストレート?パーマ?アリミノ コスメクリームの使い方とは?施術工程もご紹介
アリミノ コスメクリームの使い方について、施術工程もあわせてくわしく説明します。
アリミノ コスメクリームのストレート施術の工程を解説
アリミノのコスメクリームのストレート施術の工程は次のとおりです。
- カウンセリング
- 毛髪チェック
- プレシャンプー
- 「シェルパ」で前処理
- コスメクリーム塗布
- ノーキャップで常温放置
- 軟化チェック
- 中間水洗&タオルドライ
- コンディショナー塗布
- ドライ&アイロン
- アフタークリーム
- ノーキャップで常温放置
- コンディショナー塗布
- プレーンリンストリートメント
- 仕上げ
以上が基本的な工程になります。
まずはカウンセリングと毛髪チェックで使用する1液を選定します。
使用する薬剤については、髪のダメージレベルを参考にしましょう。
ダメージレベル0~2ならV、2~3ならEX、3~4ならH、4ならM、5ならSを使用します。
プレシャンプーの後はシェルパで前処理するのがおすすめです。
前処理は施術前にダメージから毛髪を守るために行います。
シェルパはアルミノのサロンケア商品で、前処理だけでなく後処理や中間処理にも使用できます。
前処理に使用できるシェルパのラインナップは次のとおりです。
- ベースエイドミスト
- ボンドメモリアリキッド
- コアプロテクトミルク
以上の3つが前処理に使用します。
ベースエイドは薬剤によるダメージを防いだり、ストレートのかかりを均一にしてくれる効果が期待できるアイテムです。
ボンドメモリアも薬剤によるダメージを防ぐほか、軟毛・細毛・ブリーチ毛をふんわり扱いやすい髪にしてくれます。
コアプロテクトミルクはハイダメージ・毛先ケアにおすすめで、ヘアカラーのくすみや毛先のごわつきが心配な髪を集中的に補修してくれます。
これらのアイテムを活用して前処理するのがおすすめです。
前処理をしたら選定したコスメクリームを塗布し、ノーキャップで常温放置しましょう。
放置時間は5分~15分で、髪のダメージや軟化の仕方によって時間を決めましょう。
髪が軟化したら中間水洗、タオルドライします。
その後、中間処理としてアリミノのコンディショナーを塗布します。
コンディショナーは原液を40mL程度使用しましょう。
中間処理をしたらドライ・アイロンをして、アフタークリームを塗布します。
ノーキャップで10分程度常温放置し、再びコンディショナーを塗布します。
この時塗布する量も40mL程度です。
最後にプレーンリンス、トリートメントをして髪をブローしたら完成です。
アリミノ コスメクリームのストレート施術のポイントを解説
アリミノのコスメクリームでストレート施術をする時のポイントは、薬剤の選定方法です。
薬剤は基本的に髪のダメージレベルを見て決めるため、毛髪チェックはしっかり行いましょう
また、薬剤を髪に馴染ませる際などに過度なテンションを髪にかけないようにするのもポイントです。
施術中は髪に負担がかからないように、優しく取り扱いましょう。
アリミノ コスメクリームを使ったストレート施術はノンアイロンでも効果でるのか
アリミノ コスメクリームを使ったストレート施術はノンアイロンでも効果が出るのか、くわしく説明します。
アリミノ コスメクリームのストレート施術ってノンアイロンでも良いの?
アリミノのコスメクリームを使用したストレート施術は、アイロンを使用しなくてもできます。
基本的にコスメクリームは通常の縮毛矯正とは違い、自然な髪流れを作ったりボリュームダウンしたいときに使用します。
ストレート施術をしたいけど、なるべくナチュラルに髪を仕上げたいときにはアイロンを使用せずにドライだけにするのもおすすめです。
1液を塗布して中間処理した後、ドライするだけでも髪のボリュームダウンにはなるので状況に応じて使い分けましょう。
アリミノ コスメクリームのストレート施術をノンアイロンでするとどうなる?
ノンアイロンでアリミノのコスメクリームを使用すると、よりナチュラルなストレートヘアになります。
ただし、くせの状態や仕上げたいスタイルによってはナチュラルすぎることもあるので注意が必要です。
髪全体をボリュームダウンするのではなく、特定の部分だけボリュームダウンさせたりバングや毛先など、部分的にデザインを変えたいときやストレートの印象を少し際立たせたいときには、ストレートアイロンを使用するのがおすすめです。
アリミノ コスメクリームのストレート施術はアイロンあり・なしどっちが良いの?
アリミノのコスメクリームを使用したストレート施術では、アイロンあり・なしどっちが良いのかは一概には言えません。
目指すスタイルややりたいデザインにあわせて、アイロンをかけるかノンアイロンにするのかを決めましょう。
カウンセリングでお客様の要望を聞き、毛髪チェックをしてからアイロンあり・なしを決めるのがおすすめです。
髪質によってはアイロンありの方が綺麗に仕上げられるので、毛髪チェックはとても大切です。
また、アイロンをかける場合でもコスメクリームは通常の縮毛矯正よりも時間がかからないのがポイントになります。
アイロンをかける場合でも縮毛矯正のパキッとしたまっすぐ感がなく、ナチュラルな仕上がりになるのが特徴です。
最後に
いかがでしたか?
今回はアリミノのコスメクリームをご紹介しました。
コスメカールについて、こちらの記事でご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
【保存決定版】アリミノのコスメカールとは?プリズムプラスとの違いやスペックなどを徹底仮説!
こんな情報欲しい!などありましたら、Distinctの公式LINEにてご連絡ください!
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