美容師向けプロ用ヘアカラー剤「メイリー」は、ポップでガーリーなパッケージが印象的なリアル化学の新世代カラー剤です。
お客様一人ひとりの「私らしさ」を引き出す理想の髪色を叶えるパーソナルヘアカラーとして開発され、「いつまでも輝き続ける女性」のために美しい発色と艶、柔らかな質感を実現します。
ブランド名「メイリー(MEIRY)」は中国語の「美しい(美丽:měilì)」に由来しており、その名の通り美しく魅力的な髪色を提供することを目指しています。
メイリーカラー剤のラインナップ
メイリーシリーズには、お客様のニーズや髪質に合わせて選べる複数のラインが用意されています。
主要なラインナップとその概要は次の通りです。
- メイリー クロス (MEIRY X) – ファッションカラー用のアルカリカラー剤。
明るい髪から暗髪まで全47色を展開し、高明度から低明度まで幅広いトーンでトレンドカラーを表現できます。 - メイリー セゼ クロス (MEIRY SEZE X) – 白髪対応のグレイカラー剤。
必要最小限の色数で自在な表現が可能なベース&アクセント設計で、全23色をラインナップしています。
白髪をしっかりカバーしつつ、お洒落な色味も楽しめるのが特徴です。 - メイリー セゼ クロス クイック – 放置時間10~15分で染まる時短白髪染めライン。
メイリーセゼクロスのクイックカラーで、施術時間を短縮しつつ白髪をカバーできます。
リニューアルにより8トーンの新色追加や処方強化が行われました。 - 関連アイテム – カラー施術の効果を高める補助製品も充実。
カラー剤に混ぜてダメージを抑える「クリームプレックス」や、後処理用の「ウォータープレックス」、そしてカラー後の色持ちを良くする「カラーシャンプー」などが用意されています。
メイリー クロス – 高発色ファッションカラーの特徴

メイリークロスは中明度の髪でも鮮やかに発色するファッションカラー剤です。
その最大の特長は、髪の赤味・黄味といったアンダー(既存の色素)を打ち消しながら豊かな発色を実現する処方にあります。
髪内部に染料をより多くしっかり届ける濃潤処方により、ブリーチしていない地毛レベルの髪でも「しっかりと色味を感じられる」発色が自慢です。
実際、「ブリーチをしていない中明度くらいの髪でもはっきり色が出る」との評価を得ています。
髪へのダメージケア
また、メイリークロスは髪へのダメージケアにも配慮しています。
特徴成分として他メーカーでは珍しい紅茶エキス(カテキン)を配合しており、このカテキンが毛髪をキュッと引き締めてトリートメント成分を内部にキープします。
その結果、カラー施術後の髪の質感は滑らかで柔らかく、ツヤのある健やかな仕上がりへと導かれます。
実際に使用した美容師からも「軟らかいクリームベースで髪に塗布しやすい」と高く評価されています。
施術中の快適さ
施術中の快適さにもこだわり、刺激臭の少ない処方と心地よい香りを実現しています。
バイオレットリーフの作用でアンモニア臭を緩和し、爽やかで上質なグリーンフローラルの香りが施術空間に広がるため、不快感が大幅に軽減されます。長時間のカラー施術でも香りが穏やかなので、美容師にとってもお客様にとっても快適です。
優秀なライトナー
さらに、明るさを出すためのライトナー(高彩度高明度カラー剤)も優秀です。
他メーカーの一般的なライトナー(14レベル程度)よりも明るい最大15レベルまでのトーンアップが可能で、「ブリーチを使わずにしっかり明るくしたい時に最適」との声もあります。
実際、パウダーブリーチを使わずにメイリークロスのライトナーで一度明るくし、その後に色味を被せるダブルカラー提案を行うことで、ダメージを抑えつつ透明感のあるカラーを表現できるとされています。
このように、高明度から低明度まで幅広くカバーするメイリークロスは、トレンドのミントグレージュやラズベリーベージュといったニュアンスカラー:から定番のアッシュ・ベージュ系まで、自由自在にクリエイティブなカラー表現が可能です。
メイリー セゼ クロス – 白髪もしっかり染めるグレイカラー

メイリーセゼクロスは白髪をしっかりカバーしつつ、お洒落な色味も楽しめるグレイカラー剤です。
その設計上の特長は、限られた色数で幅広い色表現を可能にする「ベースカラー+アクセントカラー」のシンプルな構成にあります。
メイリー セゼ クロス:ベースカラー
まず、ベースカラーとしては白髪をムラなく染め上げるナチュラルブラウンやウォームブラウンなどを用意。
ナチュラルブラウン(NB)は赤味を抑えたリッチなブラウン、ウォームブラウン(WB)は適度に赤味を含んだブラウンで、それぞれ自然な髪色に近く白髪をきちんとカバーする土台となります。
このベースカラーだけでも暗く沈まず綺麗に白髪が染まるよう発色にこだわっており、低明度でも理想的な透明感を引き出せる処方です。
メイリー セゼ クロス:アクセントカラー
さらに「上品で深みのある色」を演出するために用いられるのがアクセントカラーです。アクセントにはネイビー・オリーブ・ピンク・モカといったトレンド感のある濃厚な色味が揃っています。
例えば、ネイビーは青系染料のみで構成され赤味を徹底的に消すカラーで、白髪世代でも凛としたクールな髪色を表現できます。
オリーブは青味の強いオリーブカラーで透明感を与え、おしゃれで洗練された印象を演出します。
ピンクは紫味を帯びた深いピンクでツヤ感をしっかり与え、優しげで華やかな女性像を表現します。
そしてモカは青味を含んだ柔らかなモカブラウンで、落ち着きと知的さを感じさせるカラーです。
これらアクセントカラーをベースカラーにミックスすることで、白髪もしっかり染めながら単調にならない多彩な色味を作り出せるのがメイリーセゼクロスの魅力です。
メイリー セゼ クロス:新色

近年は白髪染めでもおしゃれを楽しみたいニーズに応えるべく、メーカー各社が新色を投入していますが、メイリーセゼクロスもクール系ブラウンの新色を追加投入しています。
新登場の“CB(クールブラウン)”は赤味を極力抑えたベースブラウンで、低明度でも濁らず理想的な透明感を楽しめるのが特長です。
このクールブラウンをベースに用いることで、グレーやアッシュに振りすぎない上品なスモーキー系カラーを表現しやすくなり、アクセントカラーとの組み合わせ次第でより幅広い色味のバリエーションが可能となりました。
メイリー セゼ クロス:クイックカラー

また、施術時間の短縮を求める声に応えてクイックカラーも刷新されています。
メイリーセゼクロス・クイックは放置時間10~15分で白髪を染められる時短カラー剤で、2023年の処方リニューアルにより白髪のカバー力やトリートメント効果が向上しました。
アンモニア臭を抑えたグリーンフローラルの香りへ改良され、新たに8トーンのナチュラルブラウン(8NB)も加わっています。
浸透型の基剤により通常のグレイカラーに劣らない染色力を発揮し、さらに放置オーバータイムでも極端に沈みにくい処方を実現。
これは白髪染め用の染料バランスを見直し、染まりすぎて黒く沈むのを防いでいるためで、忙しいサロン現場でも安心して使えます。
操作性も向上しており、クリームの伸びが良く軟らかいテクスチャーのため2剤との混ざりもスムーズで、素早い塗布が可能です。
メイリーセゼクロスはこのように、白髪世代の方にもトレンドカラーを楽しんでいただけるよう「カバー力」と「おしゃれ度」を両立したカラー剤と言えるでしょう。
プロが語る使用感と評価

実際にメイリーシリーズを使用した美容師からは、その仕上がりと扱いやすさについて様々な声が挙がっています。
まず、メイリークロスの発色力については「高発色で赤味・黄味をしっかり打ち消せる」と評価する声が多く、中には「塗布中どんどん色が入っていく」と染まりの早さに驚く意見もあります。
トーンダウン(暗くするカラー)の場合は髪を湿らせた状態で塗布しても十分色が入るほどで、一方、明るくトーンアップする場合はしっかりドライヘアに塗布すれば狙い通りの明るさと発色が得られる、といった具体的なテクニックも共有されています。
この染着の良さは、豊富な染料を含む処方と浸透性の高いベース剤によるものと言えるでしょう。
グレイカラーラインのメイリーセゼクロスについても、「白髪染め特有の嫌な匂いが少なく塗りやすい」「染め上がりの髪が柔らかくしなやか」という声が聞かれます。
その一方で、しっかり染まるのに重たく暗くなりすぎない点がプロから好評です。
カラーの持ちについては、「アッシュ系やベージュ系のくすみカラーでも退色が緩やかで色落ち過程も綺麗」との意見もあります。
ただし一方で、ピンク系など鮮やかな色味はやはり抜けやすくオレンジ味が出やすい傾向があるため、そうした場合は後述するカラーシャンプーでケアすると良いでしょう。
総じてメイリーは、サロンワークにおいて扱いやすく仕上がりクオリティも高いカラー剤として、現場の美容師から高い評価を得ています。
代表的なカラーレシピ紹介

最後に、メイリーカラー剤を使ったカラー調合の一例をいくつか紹介します。
髪の明るさ(ベースレベル)や狙う色味に応じて、さまざまなレシピが考案されています。
- ブリーチ毛に透明感グレージュ – 事前にしっかりブリーチした明るい髪(ベースレベル13程度)に、メイリー7GR(グレイ):7A(アッシュ)=2:1+3%OXで調合したカラーをオン。
オレンジ味が残る毛に対して反対色の青味を足し込み、理想的なグレージュに仕上げます。
※Real化学の7GRは青過ぎず紫過ぎない純粋なグレイカラーなので、安定したグレージュづくりに最適です。 - ブリーチなしでくすみピンクベージュ – 明るめの地毛(レベル7~8程度)を活かしつつ柔らかなピンク系にするには、7N(ナチュラル):7NP(ノーブルピンク)=1:1の配合がおすすめ。
根元からこのレシピで染めれば地毛の赤味を抑えつつほのかにピンクを感じるベージュブラウンになり、派手すぎない大人可愛い仕上がりに。
必要に応じ毛先は9NPなど明るめピンクでトーンコントロールするとグラデーションも綺麗です。 - 高明度ライトナーでノンブリーチダブルカラー – パウダーブリーチは使わず、まずメイリークロスLT(ライトナー)で髪を最大15レベル近くまでトーンアップ。
その後、狙いの色味(例:9RG※ラフグレージュや9MG※ミントグレージュなどのスモーキー系)をオンするレシピ。
ライトナーによる土台づくり→高発色スモーキーカラーで、透明感を保ったままブリーチなしとは思えないクリアな発色が得られます。
髪質によりますが、この方法ならダメージ軽減と発色の両立が可能です。 - 白髪染め×ファッションカラーMIX – 白髪がまだ少しだけあるお客様には、メイリーセゼクロスのベースカラーとメイリークロスのファッションカラーをミックスする応用も◎。
例えば白髪15%程度の髪に対し、8NB(白髪染めナチュラルブラウン):8P(ファッションピンク)=2:1で調合すれば、白髪はカバーしつつ全体にほんのりピンクのニュアンスを効かせることができます。
白髪染め特有の硬さを感じさせない柔らかな色味になるので、白髪ぼかしをしながらおしゃれも楽しみたい方に最適です。 - インナーカラーで遊ぶニュアンス – 表面は暗めカラー(5レベル程度)で落ち着かせつつ、インナーのブリーチ部分(15〜18レベル)にビビッドな色味を仕込むレシピです。
例として、表面は5NBでしっかり白髪カバーしつつ、内側のブリーチ毛に新色Mintを単品で入れればクールなミントアッシュのインナーカラーに。
あるいはRaspberryを入れて鮮やかなベリー系にしても◎。
落ち着いた表面とのコントラストでインナーの色味が際立ち、遊び心のあるスタイルに仕上がります。
以上のように、メイリーシリーズはブリーチの有無や白髪の有無にかかわらず、多彩なレシピで理想の髪色を創り出せる柔軟性があります。
メーカー公式でも「ファッションカラーとグレイカラーの垣根を超えて世代問わず楽しめるカラー」と謳われている通り、若年層から白髪世代までそれぞれの“私らしさ”を表現できるのが強みです。
ダメージケア&カラー長持ちのための関連アイテム

カラー剤の性能を最大限に引き出し、美しい仕上がりをキープするためのメイリーの関連アイテムにも触れておきましょう。
施術中からホームケアまでトータルにサポートする製品が揃っています。
- メイリークロス クリームプレックス – ヘアカラー用1剤に添加して使用する液体タイプのダメージ軽減剤です。
カラー施術のたびに毛髪を保護・強化し、ヘアカラーの色持ち・艶感・柔らかな質感を高めてくれるオールインワンケアです。
リアル化学独自の毛髪強化成分(酒石酸+PPT+CMC類似成分+オイル)を凝縮配合しており、カラーによるダメージを抑えつつ指通りの良い仕上がりを実感できます。
施術工程に組み込んでも手間が増えないので、サロンワークの効率を損なわずに導入できる点も魅力です。 - メイリークロス ウォータープレックス – カラー後のシャンプー台で使用するミルキータイプの後処理トリートメント。
pH6.0の弱酸性で髪になじみやすく、塗布後の放置時間が不要な高浸透処方が特徴です。
グリセリン・ジグリセリンをベースにした水溶性オイル処方で素早く潤いを与え、カチオン化PPTなどがカラー後の髪を補修。
クリームプレックスと併用することで相乗効果を発揮し、柔らかさとツヤのある質感をより長持ちさせてくれます。 - メイリークロス カラーシャンプー – サロン専売品として登場したホームケア用カラーシャンプーです。
カラー直後の髪色をできるだけ長く楽しんでもらうために開発されており、特にくすみ系カラー専用の処方になっています。
色味は「Ash Beige(アッシュベージュ)」と「Pink Beige(ピンクベージュ)」の2種類。Ash Beigeは紫染料&高彩度の青染料にベージュ系染料を組み合わせており、黄色く抜けてしまった髪にくすみ感を補充して透明感を維持しながら落ち着いたベージュアッシュに整えます。
一方Pink Beigeは高彩度ピンク染料に紫染料を加え、退色後オレンジに傾きがちなピンク系カラーを上品なくすみピンクにキープします。
塩基性&HC染料による濃い染着性があるため1回のシャンプーでも色がしっかり入るのが特長で、カラー直後から週に数回、通常のシャンプー代わりに使うことで「色落ちが早い」「すぐ黄ばむ」といったお客様の不満に応えます。
しかもコラーゲン由来成分やCMC類似成分、酒石酸などの毛髪補修成分も配合されており、洗うたび潤いと強度がアップする処方になっているため、カラー直後のデリケートな髪をケアしながら色味をチャージできる優れものです。
色が入りやすい分、理想の色味になったら使用を一旦ストップするなど加減して使うようお客様にアドバイスすると良いでしょう。
まとめ

以上、メイリーカラー剤のラインナップと特徴、活用法についてご紹介しました。
リアル化学「メイリー」は、高発色×低ダメージケアを両立し、白髪世代までカバーした柔軟なカラーバリエーションを持つ頼もしいブランドです。
パーソナルな髪色志向が高まる中、メイリーのカラー剤とケアアイテムを上手に活用すれば、お客様一人ひとりの理想に寄り添った提案ができるでしょう。
ぜひサロン現場でその発色の良さと扱いやすさを体感し、“私らしさ”を輝かせるとっておきの髪色づくりに役立ててみてください。