資生堂プロフェッショナルのヘアカラーシリーズ「プリミエンス」と「プリミエンス エンリッチ」は、サロンカラーのクオリティを高めるために開発されたプロ仕様のヘアカラーです。
特に、ファッションカラーに対応した「プリミエンス」と、白髪カバーに特化した「プリミエンス エンリッチ」は、多彩な色表現が可能で、幅広い施術に対応できる点が魅力です。
本記事では、美容師が知っておくべき「プリミエンス エンリッチ」のカラーチャートを詳しく解説し、色選びのポイントや施術時のコツについても紹介します。
「どのカラーを選べばいいかわからない」「白髪をカバーしながら明るく染める方法を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
資生堂「プリミエンス」と「プリミエンス エンリッチ」の違い

資生堂プロフェッショナルの「プリミエンス」は、ファッションカラーから白髪カバーまで対応できるプロ向けのヘアカラー剤です。
染料の浸透力や発色の良さに優れ、髪への負担を抑えながらカラーリングが可能です。
その中の「プリミエンス エンリッチ」は白髪染めに特化したラインです。
年齢を重ねた髪の質感を考慮し、白髪に自然な色味を与える処方になっています。
プリミエンス エンリッチのカラーチャートと選び方

プリミエンス エンリッチは白髪をしっかりカバーしながら、自然な仕上がりを実現するカラーラインです。
白髪染めに適したカラー
- ナチュラルブラウン(NB): 白髪を自然にカバーする基本の色味。
- ウォームブラウン(WB): 柔らかい印象を演出できる暖色系。
- クールブラウン(CB): 黄ばみを抑えつつ落ち着いた仕上がり。
白髪を活かすおしゃれカラー
- マットベージュ(MBe): 赤みを抑えるマットなベージュ。
- プラチナベージュ(PtBe):ツヤ感のあるプラチナベージュ。
- ピンクブラウン(PB): 赤みを活かした華やかなブラウン。
施術時のカラー選びのポイント

適切な色選びを行うことで、より理想の髪色に仕上げることができます。
髪質に応じた選び方
髪が太く硬い場合は、明るめの色を選ぶことで自然な発色になります。
また、ダメージ毛は色が入りやすいため、濃い色を選ぶとくすみやすい点に注意が必要です。
白髪の割合に応じた配色
白髪が30%程度であれば、エンリッチ単体で十分カバーできます。
白髪50%以上の場合は、ナチュラルブラウン系(NB)を混ぜると均一な仕上がりになります。
プリミエンス・エンリッチの白髪染め施術のコツ

白髪染めを行う際の重要なポイントを押さえておきましょう。
- 放置時間の確保:白髪は染まりにくいため、規定の放置時間を厳守することが大切です。
- 薬剤の塗布量:特に生え際やこめかみの白髪には、たっぷりと薬剤を塗布し、ムラを防ぎます。
- オキシ(2剤)の選び方:白髪染めには通常6%オキシを使用し、染料の浸透を促します。
トーンダウンや根元のリタッチには、4.5%や3%を選ぶことでより自然な仕上がりになります。
まとめ
資生堂プリミエンスは、豊富なカラーバリエーションと高い発色技術を備えたプロ向けヘアカラーです。
特に「プリミエンス エンリッチ」は、白髪染めをしながらおしゃれな仕上がりを楽しめるため、美容師にとって強力なツールとなります。
カラーチャートを活用し、髪質や白髪の割合に応じた適切な配色を提案することで、理想の仕上がりを実現しましょう。